2018-01-01から1年間の記事一覧

幸腹な百貨店 催事場で蕎麦屋呑み

秋川滝美/著 講談社 シリーズ三作目。 次から次へと難題が出る百貨店。 大人の蕎麦屋呑みは良かったが ショッピングモールへの対策はこれだけで 良いのかな。次へ続くのだろうか。

天使のゲーム (上) (下)

カルロス・ルイス・サフォン/著 木村裕美/訳 集英社文庫 こちらも前作があったみたい。 「忘れられた本の墓場」という場所が素敵。 20世紀前半のバルセロナを舞台にした 文学ミステリと書いてあるが、幻想小説であった。 上巻は少し退屈だったが下巻はスピー…

キッド・ザ・ラビット ナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド

東山彰良/著 双葉社 前作があったらしいけど特に影響はないかな。 うさぎのゾンビホラーもの。 なぜうさぎがゾンビ化したのかの呪いの謎とき要素もあり。

コンテクスト・オブ・ザ・デッド

羽田圭介/著 講談社 ゾンビものだけど、エンタメ小説でないのが なんだか新鮮だった。 主要登場人物の一部が 現役作家、作家志望者、編集者などが タイトルの「コンテクスト」への伏線となっているのか。

ディア・ライフ

アリス・マンロー/著 小竹由美子/訳 新潮社 <収録作品> 『日本に届く』『アムンゼン』『メイヴァリーを去る』 『砂利』『安息の場所』『プライド』 『コリー』『列車』『湖の見えるところで』 『ドリー』『目』『夜』 『声』『ディア・ライフ』 ノーベル賞…

わたしは“無”

エリック・フランクラッセル/著 伊藤哲/訳 創元SF文庫) <収録作品> 『どこかで声が…』『U ターン』『忘却の椅子』 『場違いな存在』『ディア・デビル』『わたしは“無”』 1940~1950年代発表の作品ということで もはや古典的古さを感じる作風。 『ディア・…

ヤングブラック・ジャック 第14巻

手塚治虫/原作 田畑由秋/脚本 大熊ゆうご/作画 秋田書店 如月恵編が佳境に。 女性ということに誇りをもっていこうとした 彼女がなんで原作『ブラック・ジャック』な結末に 至ったかの心情がこれから描かれるのだろうか。

ゴールデンカムイ 第16巻

野田サトル 集英社 キロランケの正体がロシアにとって 重要人物すぎでおののく。 土方組、キロランケ・尾形組がシリアスなのに対し 杉元組のコメディのギャップ度がひどかった(褒めてる)。 マタギの扱いがどんどんひどくなってるなあ。

人間の証明

森村誠一/著 角川文庫 松田優作バージョンの映画を 途中から見て補足のため読んで見た。 でも大筋は一緒だったが結構話が変更されていて 映画の方が派手な内容になっていたのだった。 そもそも刑事はNYに行かないし。 タイトルの『人間の証明』の意味が 少し…

夢で見たあの子のために 第3巻

三部けい KADOKAWA 起承転結の承に入ったのか? 登場する大人たちが誰一人信用できず あやしげ。

写真に残された絶滅動物たち最後の記録

エロル・フラー/著 鴨志田恵/訳 エクスナレッジ 著者が鳥類専門の研究者らしいので 鳥類が多く収録。リョコウバトやワライフクロウは 名前は知っていても写真は初めて見たかも。 表紙写真はフクロオオカミなのに キャプションが鳥の名前になっていた。 コピ…

星からきた探偵

ハル・クレメント/著 内田庶/訳 岩崎書店 『20億の針』(映画『ヒドゥン』の原案でもある)を 子供版に直して翻訳されたもの。 ↑が図書館になかったので。 最初の犯罪者を追って来た宇宙人が 地球で人間に取り付き協力して犯人を追うという部分が 『ウルトラ…

ブラックギャラクシー6

阿部共実 秋田書店 変わり者少年少女たちの 部活日常もの。 最後までギャグに徹していて安心して読めた。

乙嫁語り 第11巻

森薫 KADOKAWA メインの二人が地味なためか なんか『エマ』の主人公カップルを彷彿させる。 ここが折り返し地点?

かっぱのねね子 こうの史代小品集

こうの史代 朝日新聞出版 小品集だが 絵本的な変形サイズが内容にあっていて より面白さが出ている。

チェルノブイリの祈り

スベトラーナ・アレクシエービッチ/著 松本妙子/訳 岩波現代文庫 チェルノブイリ関係者の証言集。 事故被害の尋常のなさが何気なく語られている。 冒頭の何も知らずに消火活動して被曝して 二週間で死亡した消防士の妻の証言が突出している。

マルドゥック・アノニマス 1、2

冲方丁/著 ハヤカワ文庫JA なんと完結していなかった! ウフコック主役でいくかと思ったら 山田風太郎の忍法帖的びっくり人間の リーダー・ハンターも主役のようだった。

アオイホノオ 第20巻

島本和彦 小学館 20巻ごえ。終わる気配ないなー。 島本和彦のライフワークものになるのかな。 ここで細野不二彦、一本木蛮が登場。

海街diary 第9巻

吉田秋生 小学館 完結。すず卒業できれいにまとまった。 変顔や狭すぎコミュニュティが最後まで 続いていたのが残念。 番外編は一見爽やかだが、 すずが鎌倉に来てなかったら 不幸人生があったかもという不安予感もある。

占領都市ベルリン、生贄たちも夢を見る

ピエール・フライ/著 浅井晶子/訳 長崎出版 表紙イラストがペーパーバックの B級イラストめいたのが損している。 確かに、金髪美女が鎖をもった殺人鬼に襲われて 殺害されるミステリものなので間違ってはいないが。 殺害されるまでの女性たちの物語が どれも…

マルドゥック・スクランブル 〔完全版〕 全3巻

冲方丁/著 ハヤカワ文庫JA 少女の成長・再生ものであるが 案外熱い展開だった。カジノシーン迫力ある。 『ヴェロシティ』を先に読了していたので ボイルドの行動などの理由がわかって読めた。

王妃の帰還

柚木麻子/著 実業之日本社文庫 現代女子校にての スクールカーストもの? だと思うのだが 昭和っぽい雰囲気なのはなぜだろう。 話は予想できるものなためあまり考えずに読めた。

プラネット・ウィズ 第2巻

水上悟志 少年画報社 力の暴走からの共闘へで続くで 熱い展開に。 アニメとネームは一緒らしいが 時々異なるのところが補完ぽくて面白い。

昭和天皇物語 第3巻

半藤一利/著 能條純一/作画 永福一成/脚本 小学館 宮中某重大事件から欧州外遊の始まりまで。 山縣有朋が結婚反対から撤回までの 回収の部分は創作なのだろうがうまくまとめている。 次巻での本格的な欧州外遊が楽しみ。

ドラゴン・ヴォランの部屋

J・S・レ・ファニュ/著 千葉康樹/訳 創元推理文庫 <収録作品> 『ロバート・アーダ卿の運命』『ティローン州のある名家の物語』 『ウルトー・ド・レイシー』『ローラ・シルヴァー・ベル』 『ドラゴン・ヴォランの部屋』 『吸血鬼カーミラ』著者の短編集。 …

男坂 第8巻

車田正美 集英社 やっと鹿児島。主人公の仲間が揃った? そして京都編が次からのようである。 巻数は少ないけど発表までの年月が長いので 京都の人って誰だか忘れてしまっている。

湖の男

アーナルデュル・インドリダソン/著 柳沢由実子/訳 東京創元社 派手さは全くなく、地味な作品であり 静謐な気持ちで読めた。 冷戦時代の社会主義国家の影響が アイスランドにも及んでいた陰鬱な歴史も書かれている。

戦争は女の顔をしていない

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ/著 三浦みどり/訳 岩波現代文庫 ノーベル賞作家のデビュー作。 第二次世界大戦の戦場第一線まで行って 戦ったかつての少女兵たちへのインタビュー。 もう生々しいのなんのって、戦争で心身ボロボロに なって戦後も苦労し…

13・67

陳浩基/著 天野健太郎/訳 文藝春秋 <収録作品> 『黑與白之間的真實 (黒と白のあいだの真実)』『囚徒道義 (任侠のジレンマ)』 『最長的一日 The Longest Day (クワンのいちばん長い日)』 『泰美斯的天秤 The Balance of Themis (テミスの天秤)』 『…

亜人 第13巻

桜井画門 講談社 佐藤の最終ウェーブはやはり原作の方がすごい。 作者よく発想できるな、というくらい佐藤の計画が狂っている。 その計画を予想できる圭くんも大概だが。 阻止側に田中、消防士の秋山 (これで『けいおん』登場人物が元の名前のキャラ揃った…