2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

エマ 第9巻

森薫 エンターブレイン あと1巻で番外編含めて完結してしまうのが惜しい。 エマは巻末おまけにしか出てないが(笑)。 作者が自分が好きなものを楽しく描いているのに、 読者側も楽しめる幸せな漫画。 完全大人向けだけどなー。

夢野久作全集2

夢野久作 ちくま文庫 <収録作品> 『街頭からみた新東京の裏面』『東京人の堕落時代』 両方とも、 関東大震災から一年後の東京について、 地方人の目から見たルポタージュ。 夢野久作が新聞記者時代のものです。 『街頭からみた新東京の裏面』は、 江戸っ子…

東京伝説 狂える街の怖い話

平山夢明 竹書房文庫 生きている人の狂気に関する話。 こっちの方がやはり怖いなー。 ときどき、良い話系が混在しているが、 純粋のあまり救いのない怖い話ばかりだったら もっと良いのに。

学園七不思議 第1巻

つのだじろう 秋田文庫 前半は、いろいろな学校で起こる怪奇話、 後半は、青嵐学園編。 1巻てまだ続くの? いずれも1980年代後半の話で、 アシスタントの絵柄がその当時流行っていた系 (『学園七不思議』は少女漫画雑誌に 掲載ものなので、少女漫画系)と …

ひまわりの祝祭

藤原伊織 講談社文庫 ダシール・ハメット系のハードボイルドもの。 元アートディレクターの主人公が 浮世離れした人物のせいか、 大人のファンタジー小説のような錯覚を時折覚えるような感覚をおぼえた。

アタックNo.1 全7巻

浦野千賀子 ホーム社漫画文庫 懐かしバレーボール漫画。 以前上戸彩主演のドラマを観たことありで、 何て無茶苦茶な展開! と思ったものだが、 原作漫画はドラマを上回る展開だった。 スポ根恐るべし。 ヒロインの強さと試練のインフレ度が半端じゃないのだ。…

病院の怪談

元田隆晴/編著 竹書房文庫 実話系怖い本三連続読了その3。 現役医師による、医療関係者が体験した 病院にての霊体験談集。 実際に入院しているときに読むと 恐ろしそうだけど、普通の生活をしている上での状態で 読む分には怖さはそれほどでもない。 不思議…

「超」怖い話Γ

平山夢明/編著 竹書房文庫 実話系怖い本三連続読了その2。 こっちもそんなに怖くなかったな……。 なんでかというのを、家人と話をしたことがあったが、 たぶん文体が問題なのだろうな。 霊の怖い話よりも、 この人のは生きている人間についての怖い話の方が …

怖い本1

平山夢明 ハルキ・ホラー文庫 実話系怖い本三連続読了その1。 怖い系でも霊体験談なのだがあまり怖くはなかった。

怪物王女 OFFICIAL FANBOOK

光永康則/原作 月刊シリウス編集部/監修 講談社 現在刊行中の5巻までの内容にそったファンブック。 アニメ版(むろん観てない)より漫画版寄りの内容。 作者の創作話がやはり面白い。 これ読むと、設定構築もきちんとして描かれているのがわかる。

赤ん坊少女 楳図かずお作品集

楳図かずお 角川ホラー文庫 <収録作品> 『赤ん坊少女』『黒いねこ面』『怪談』 あまりにも有名な『赤ん坊少女』が収録されている。 タマミは悪の化身だけど 醜い容姿が原因ともいえるので、 時々悲哀な場面が出てくるのが印象的。 『黒いねこ面』などは無…

東海道戦争

筒井康隆 ハヤカワ文庫JA <収録作品> 『東海道戦争』『いじめないで』『しゃっくり』 『群猫』『チューリップ・チューリップ』『うるさがた』 『お紺昇天』『やぶれかぶれのオロ氏』『堕地獄仏法』 ドタバタ系SFの話はほとんどないので 読みやすかった。発…

百億の昼と千億の夜

光瀬龍 ハヤカワ文庫JA SFムズカシイネー。 萩尾望都の漫画版を読んでいるから、 まだわかるけど、予備知識がないで読んでいたら ほとんど理解できなかったかも。 たいとるどおり、百億、千億だのという 時間枠が平気出ていてスケールでかいなあ。 後半、阿…