2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

少年時代 (上)(下)

藤子不二雄A 中央公論新社 『まんが道』の最初の方と少し記憶が混ざってた。 主人公の少年、進一の疎開先での体験談。 タケシ、小学生なのにゴルゴ線すごいな。 優秀だけど貧乏なのがコンプレックスなため 他のクラスメイトを支配せざる得なかったろう。

みずは無間

六冬和生/著 早川書房 ラノベ風表紙だが、まあ雰囲気は間違いない。 でも、女の子は20キロくらい細いぞと思う。 宇宙惑星探査機のAIが語り手というのに驚いたが AIの元となった透の過去が生々しい。 みずはが重すぎというかストーカーぶりがホラー。

聖エセルドレダ女学院の殺人

ジュリー・ベリー/著 神林美和/訳 創元推理文庫 19世紀という設定なためか 死体の雑な隠し方や変装術、事件の流れなど ツッコミどころおおい展開がなんか許されている。 文章はテンポ良いので読みやすい。

がんこなハマーシュタイン

ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー/著 丘沢静也/訳 晶文社 ナチスドイツに賛成しなかった 元陸軍最高司令官でハマーシュタインおよび その家族に関する伝記。 誰一人ナチスにならず、逮捕や処刑の危険もあったが 最後まで殺されずに済んだという珍しい…

ドルチェ

誉田哲也/著 新潮文庫 <収録作品> 『袋の金魚』『バスストップ』『誰かのために』 『ブルードパラサイト』『愛したのが百年目』 魚住久江シリーズの短編集。 練馬警察署の強行犯係の彼女が関わる 殺人以外の事件もの。人情系なためか安心して読める。

歌うクジラ (上)(下)

村上龍/著 講談社 ディストピア的未来日本を舞台にしていて なんか『ガリバー旅行記』を連想させられる話だった。 なかなか読みづらいのはなぜか? 最終的に宇宙まで行ってしまう。

サイレント・スクリーム

アンジェラ・マーソンズ/著 高山真由美/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 過去にトラウマを持つ女性刑事が主役の警察小説。 途中までアメリカかと思ったがイギリス小説だった。 小説に出てくる警察はすごいワーカーホリック。

ゴールデンカムイ 第14巻

野田サトル 集英社 相変わらずギャグもあるけれど、 シリアス要素の方が多めで初期に近い雰囲気。 谷垣がおもちゃにされすぎだけど。 まさか、ここで人物シャッフルが起こるとは思わなかった。

月光

誉田哲也/著 中公文庫 R18ものと書かれていたが 事件そのものが胸糞ものというのが気分が悪い。 そして、登場人物それぞれツッコミどころある 行動をとりすぎる。

神様の伴走者 手塚番13+2

佐藤敏章/著 小学館 編集者側からみた手塚治虫についての インタビュー集。 『ブラック・ジャック創作(秘)話』みたいなものなので 知っているエピソードはいくつかあった。 (2010年9月発行なので本作の方が古いみたいだが)

空が灰色だから 全5巻

阿部共実 秋田書店 オムニバス短編マンガ集。 辛くてイタい話が多めだが、 ほのぼのしたいい話もあり。

ノクターナル・アニマルズ

オースティン・ライト/著 吉野美恵子/訳 ハヤカワ文庫NV 小説の中に小説ありの入れ子的構造だが スーザンに元夫のエドワードが なぜ小説を送ったのかの意図は結局よくわからなかった。

がっこうぐらし! 第10巻

海法紀光/作 千葉サドル/画 芳文社 就職編の始まり。 事件の発端とされる場所までたどり着き 少しずつ謎が解けてきた。

ニューヨーク1954

デイヴィッド・C・テイラー/著 鈴木恵/訳 ハヤカワ文庫NV 赤狩りや冷戦など時代背景にしているためか エルロイを思い起こさせるノワールもの。 エルロイの小説よりは上品ではある。

ミルク殺人と憂鬱な夏──中年警部クルフティンガー

フォルカー・クルプフル、ミハイル・コブル/著 岡本朋子/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 ドイツではドラマ化もされた作品。 田舎の警察もので ドイツ系ユーモアやジョーク? が結構あり。

スターバト・マーテル

篠田節子/著 光文社 <収録作品> 『スターバト・マーテル』 『エメラルドアイランド』 表題作は芸術選奨文部科学大臣賞受賞。 単行本は絶版らしいが、文庫版あり。 表題作は、やりばのない哀しさがずっと続く感じで 小池真理子っぽさがある。 『エメラルド…

校閲ガール トルネード

宮木あや子/著 KADOKAWA シリーズはこれで完結かな? サブタイトルどおりトルネードばりな 勢いがある話だった。 いろいろ夢が叶う悦子だがそれをきっかけに 人生を見つめ直す。

ドンナ ビアンカ

誉田哲也/著 新潮文庫 警察小説でもあるけど恋愛小説でもある。 主人公の刑事である魚住久江が 姫川玲子とはまた違ったタイプ。 久江の方が少し優しい?

アクセス

誉田哲也/著 新潮文庫 この人のホラーものはあまり怖くない、 けど不快な気分にはさせてくれる。 恐怖描写よりも自己本位な登場人物らがいやになる。

夜のサーカス

エリン・モーゲンスターン/著 宇佐川晶子/訳 早川書房 タイトルから引かれる幻想小説。 手品に見せかけて本当の魔法を使ったり サーカスはタイトル通り夜のみ開催したり その他描写も綺麗。

月曜日の友達 全2巻

阿部共実 小学館 途中で鬱展開になるかもと ヒヤヒヤする部分もあったが 表紙のごとくキラキラして叙情的だった。 これはこれでよし。

死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 全2巻

阿部共実 秋田書店 短編集。タイトル長すぎ。 エグい感じな話はなつ切なげなのが多いか。 ポエミーな話が割と好みかも。

東京城址女子高生 第1巻

山田果苗 KADOKAWA 城ブームだけど城址はちょいマニアックで 女子高生が主役とはいえ華を感じないため 2巻以降続くのか心配。 江戸城はやはりわかりやすい。

ちーちゃんはちょっと足りない

阿部共実 秋田書店 結構挑戦的なタイトル。 「ちょっと足りない」の方向が話が進むにつれて 変わっていき、ちーちゃんが主役かと思いきや 友人のナツが真の主役だったとは。 ちーちゃんは何も悩んでおらずずっと幸せそうなのに対し、 唐突に終わる最後の部分…

そしてボクは外道マンになる 第1、2巻

平松伸二 集英社 著者の自伝的一部フィクションまんが道。 事実かあれだが、昔のジャンプ編集者たちが ヤクザ状態で描写されている。 これでは秋田書店と変わらないじゃないの。 『アオイホノオ』もそうだけど、 どの時代まで描かれるかがわからなく先が見え…