2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

金魚屋古書店 第2巻

芳崎せいむ 小学館 昔の漫画が読みたくなるのは相変わらずだけど、 この漫画の続きは読まなくてもいいかも。 絵が個人的に受付にくいんだと思う。 漫画チャンピオンが突然出てきてよくわからなかったです。 (多分同シリーズの、別タイトルの話の中に出てく…

エマ 第1巻

森 薫 エンターブレイン ということで読みました。1巻は本筋が始まるまでの導入部まで という感じ。 『シャーリー』より話が良くなっているので続きも読めそうだ。 インド人王族の人が出てくると凄く違和感があるけど。 あと、眼鏡っこでもエマが美人という…

月と六ペンス

モーム/著 行方昭夫/訳 岩波文庫 あらすじさえ知らないけれど、タイトルが有名な名作(私にとって)。 作者前書きで、ゴーギャンの生涯が元になっていると書いてあるが、 詳細設定は異なるらしい。 ゴーギャンについては、彼の子孫がその後どうしているか、 …

ブリキの太鼓

全三部 ギュンター・グラス/著 高本研一/訳 集英社文庫 三歳の誕生日に、自らそれ以上大きくならない様にした オスカルの30年間の半生の物語。 オスカル自身が、精神病院で太鼓にのせながら 過去の出来事を語るというのも異様だが、その内容も異様。 とに…

夕凪の街 桜の国

こうの史代 双葉社 ずいぶん薄いなあ、という理由だけで 購入をのばしていたのですが、 もっと早く読めば良かったかな……? 昭和20年8月6日に広島で起こった事は、 終わったことではないと言う事。 素朴で優しい雰囲気の絵柄で、 登場人物もそんな人たちばか…

金魚屋古書店 第1巻

芳崎せいむ 小学館 あー昔の漫画読みたいーという気分になるね。 絵柄も話も少し古め系とうか地味なのが 世界観に合っているかも。 登場人物が、 「まんがばか」ばかりなのに、爽やか系な 外見の人ばかりなのはなぜ? (ビリーは置いときます)

シャーリー

森薫 エンターブレイン 『エマ』の1巻が見つからないので、こっちを先に読んだよ。 たぶん可愛さ度はこちらの方が高そう。 13歳メイドだしな。 話自体はぬるいんで、ストーリー重視で読むと あまり面白くないかもしれない。

カメロイド文部省―自選短篇集(5)ブラック・ユーモア未来篇

筒井 康隆 徳間文庫 <収録作品> 『脱ぐ』『無限効果』『二元論の家』 『底流』『やぶれかぶれのオロ氏』『下の世界』 『うるさがた』『たぬきの方程式』『マグロマル』 『カメロイド文部省』『最高級有機質肥料』『一万二千粒の錠剤』 ええと、普段読んで…

エマ ヴィクトリアンガイド

森薫 村上リコ エンターブレイン 本編漫画はまだ未読なのに 先に副読本を読みましたとさ。 ヴィクトリア朝の頃を舞台にした本を読んでいて よくわからなかった階級や服装のイメージについてが、 やっとこれを読んでわかったよ。 ある程度補完できました。 本…

ヨーロッパ退屈日記

伊丹十三 新潮文庫 伊丹十三の処女作。新潮文庫で復刻されてました。 1960年代、伊丹十三が主に俳優業の頃に 書かれてたもの。 本当に何でも出来る人なんだなー。 大人の男性のこだわりエッセイなのだけど、 下手な人が書くと嫌味になりそうなのがならない …

半身

サラ・ウォーターズ/著 中村有希/訳 創元推理文庫 19世紀のイギリスが舞台で、 貴婦人階級(正確には学者の娘)、マーガレットと 暴行と詐欺の罪で監獄にいれられた 美貌の霊媒師、シライナと出会うことから始まる。 凄く暗い内容でマーガレットうしろー、て…

旭山動物園物語

古舘謙二/文 篠塚則明/写真 樹立社 北海道で寒すぎるだろうけど、冬に行ってみたくなります。 写真が足りないのは不満なのだけど、 実物を見ようということなのだろうね。 レジャーの多様化によって、経営不振だった 旭山動物園が、職員たちのアイディアや努…

摘録 断腸亭日乗(下)

永井 荷風/著 磯田 光一/編 岩波文庫 (上)は結構前に読了。 個人的には、意地悪じいさんなイメージの人なのだが その印象は変わらず。結構長生きで、亡くなる前日まで この記録は書き続けられている。 世の中への冷淡さというか無関心さは、 太平洋戦争開…

睡魔のいる夏―自選短篇集(4)ロマンチック篇

筒井康隆 徳間文庫 <収録作品> 『わが良き狼』『お紺昇天』『睡魔のいる夏』 『白き異邦人』『旅』『時の女神』 『ミスター・サンドマン』『ウイスキーの神様』 『姉弟』『ラッパを吹く弟』『幻想の未来』 ドタバタ系(←という言い方もどうかと)よりも ど…