2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしはヘレン

アン・モーガン/著 熊井ひろ美/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 こちらも不穏なサスペンスもの。 双子の入れ替えごっこが本当になって 皆から好かれている側の子が そうでない子扱いにされてからの精神崩壊と転落が怖い。

わらの女

カトリーヌ・アルレー/著 安堂信也/訳 創元推理文庫 名作サスペンス小説。 現代だと無理ある設定な気もするが、 第二次世界大戦後の混乱期だったら可能な話かも。 物語の中盤から不安度アップ。

追想の探偵

月村了衛/著 双葉社 機龍警察ものより軽めで人情系なお仕事小説。 著者の特撮好きが活かされている。

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

キャスリーン・フリン/著 村井理子/訳 きこ書房 読みやすいし、装丁デザインも良しだが 日本語タイトルは内容を煽りすぎでどうかと思った。 そんなにダメ女な人は登場してない。 鶏の解体は日本人だってできる人はなかなかいないだろう。

幻夏

太田愛/著 角川書店 前回読んだ三人組が再び登場。 今作では、冤罪事件の司法社会の問題を提示している?

ピルグリム 全3

テリー・ヘイズ/著 山中朝晶/訳 ハヤカワ文庫NV 著者が脚本家ということもあるためか 映像向きな派手なアクション描写が多かった。 主人公がもうスーパーマンだが 勢いある内容なので一気読みできた。

どんぐりの家 全7巻

山本おさむ 小学館 結構時間をかけて読了。 障害を持つ子どもたちの日常や学校生活など 綺麗事全くなしで描かれている。

はたらく魔王さま! 17

和ヶ原聡司/著 電撃文庫 前作から一ヶ月しか時間が過ぎていない! 話も魔王が正社員試験落ちた、のは大きなトピックで ファンタジー小説要素は確かにあるのだが 木崎店長の今後の展望などのお仕事小説要素の方が強かった。

編集ども集まれ!

藤野千夜/著 双葉社 漫画編集時代の自伝小説。 著者が勤めていた出版社は仮名なのはわかるけど、 神保町が伏字になっているのはなぜだろう? 1980年代のまだ出版業界が元気な時代の空気を感じる。 著者のジェンダー問題は時代が早すぎた。

ふしぎの国のバード 第4巻

佐々大河 KADOKAWA 山形到着。 バードの怪我の後遺症の問題と 伊藤の元雇い主との契約問題(ここはオリジナル)が 不安要素と出てきている。

ハリー・オーガスト、15回目の人生

クレア・ノース/著 雨海弘美/訳 角川文庫 500ページ以上もあるけど、ぐいぐい読ませる。 何度も生まれ変わっていろいろな人生を過ごす ハリー・オーガスト。限定された時代で生きているが 同じような能力を持つ人たちとの連携で過去と未来の人と やりとりが…

ひかりの魔女

山本甲士/著 双葉社 スーパーおばあちゃんの話で 気軽に読める内容。 表紙イラストは、立禅のポーズ。

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝

スティーブ・ウォズニアック/著 井口耕二/訳 ダイヤモンド社 ウォズがいい人な感じは出ているが あまり頭が良さそうな印象を受けない訳し方が気になった。 もう一人のスティーブであるジョブズと 正反対な性格なのはよく理解できた。

十二人の死にたい子どもたち

冲方丁/著 文藝春秋 直木賞候補にもなった。 『十二人の怒れる男』のように、 謎の十三人目にまつわる謎について 十二人の子どもたちが議論をする。 割と子どもたちの個性ははっきりしているが 半分くらいはうっとおしい性格でイラつきを醸し出す。

吾輩はシャーロック・ホームズである

柳広司/著 小学館 探偵嫌いだったのに、小説ではしばしば 探偵役をさせられる夏目漱石。 本作は、ロンドン留学時代でノイローゼのあまり 自分がシャーロック・ホームズと思い込んでしまう 夏目漱石という設定。 でも、ワトソンが語り手なためか きちんとホー…

アオイホノオ 第18巻 『炎の転校生』完全新作読み切り小冊子付き特別版

島本和彦 小学館 小冊子はドラマ宣伝ツールでしかないので 必要ない人は必要なし。 表紙にびっくりしたけど、表紙詐欺だった。 月刊誌連載の準備を進めているがまだまだ続きそう。

ワン・デイ (上)(下)

デイヴィッド・ニコルズ/著 川副智子/訳 ハヤカワ文庫NV 映画化にもなっている。 約20年という中で、毎年7月15日を切り取ったエピソード。 二人がまさかの人生を歩んでしまうとは。

イヴの七人の娘たち

ブライアン・サイクス/著 大野晶子/訳 ソニーマガジンズ 2001年発行なので情報が古めだから 現在はもっと研究が進んでいるだろう。 ヨーロッパ人の先祖は七人の女性からきている という話でロマンがある。

中間管理録トネガワ 第6巻

福本伸行/協力 萩原天晴/作橋本智広、三好智樹/画 講談社 今回、原作とうまくリンクさせて 原作を読ませそうとする手法や、 会長の取説についてのやや時事ネタ的な内容が うまくて笑えた。 前巻から続きのアンチ帝愛の正体は確かに!

四〇一二号室

真梨幸子/著 幻冬舎 所沢に昔遊郭があったという昔話は 素直に興味深いが、 話はわかりづらい構成で誰が誰だか。

キャプテン 全15巻

ちばあきお 集英社コミック文庫 四人の歴代キャプテンをとおして 墨谷二中野球部の成長を描く、 地味な絵柄だけど読み応えがとてもある物語。 登場人物の丸井が本当に 第1話から最終話まで登場していた!

竜巻ガール

垣谷美雨/著 双葉社 <収録作品> 『竜巻ガール』『旋風マザー』 『渦潮ウーマン』『霧中ワイフ』 タイトルにもなっている作品がデビュー作とか。 収録作品で共通するところは、 したたかな女性たちが主役を張っているところか。

男坂 第7巻

車田正美 集英社 まだ仲間が揃ってないけど、次で揃う感じ? 動物と人間の比率があいからわず 現実と異なるのがきになる。

ネクサス (上)(下)

ラメズ・ナム/著 中原尚哉/訳 ハヤカワ文庫SF 近年海外SFで人気? な舞台である タイへ主人公が移動したところからどんどん話が進む。 結構アクションが激しいというか、人に優しくない展開。 主人公も痛そう。