志村志保子 集英社文庫 食べ物を主題にした短編集。 何作かは既読だった。

渡辺ペコ 太田出版 おふろをテーマにした短編漫画集。 話が完結したかしないかあいまいなものがあって 構成が少し読みづらいものがあったが 良作。

家田荘子/著 青志社 オリジナル版は未読。 それでもヤクザの妻（妻じゃない人もでているが）の 過酷な人生が垣間見れる。

桐野夏生/著 毎日新聞社 そりゃ主人公は家出するよな という出だしでよかった。 家出することで崩壊直前の家族がまとまっていく 過程がよかった。

有川浩/著 文春文庫 一旦読み出すとぐいぐい読めるが 現代物だけど時代劇だという思いで読まないと 暴力はまずかろうなあと少し引く。

新久千映 徳間書店 1話目が6巻にも収録されている話というのは どうよ？ これ編集の段階で気付かなかったのか？ 話の季節感的には6巻に間違って収録されてしまった？ というもやもや感があったが 他はいつもどおりでよかった。

テア・オブレヒト/著 藤井光/訳 新潮社 バルカン半島を舞台にした幻想的な物語。 虎の嫁の話、不死身の男の話など 面白い題材があるがごちゃっとしていて なんだか物語に入り込めなかった、残念。

村上龍/著 幻冬舎 ＜収録作品＞ 『結婚相談所』『空を飛ぶ夢をもう一度』『キャンピングカー』 『ペットロス』『トラベルヘルパー』 中編5作品。 タイトルが「ハローワーク」に空目してしまった。 豊かな老後を迎えるには遠ざかっている現代の50代の話。 結…

篠原ウミハル 芳文社 図書館が開館する直前の 過去エピソード。これと関連して 今後の図書館の行方が交差してる。

iko 小学館 表紙は夏! だが作中は春まっさかりで 恋の嵐が巻き起こる展開に！ ラストで新メンバーが登場。

京極夏彦ほか/著 MF文庫ダ・ヴィンチ ＜収録作品＞ 京極夏彦『成人』 福澤徹三『見知らぬ女』 安曇潤平『顔なし地蔵』 加門七海『茶飲み友達』 中山市朗『怪談BAR』 小池荘彦『リナリアの咲く川のほとりで』 立原透耶『つきまとうもの』 木原浩勝『後を頼む…

津村記久子/著 日本経済新聞出版社 ありえなさそうだが、本当にありそうな ニッチな仕事を次々体験する物語。 著者が会社員を辞めて専業作家になったらしいと聞いて 正直不安だったが、そんなことなく非常に面白い仕事小説だった。

村田沙耶香/著 講談社 ＜収録作品＞ 『殺人出産』『トリプル』『清潔な結婚』『余命』 表題作のあらすじが、10人出産すると一人合法的に殺せる というショッキングな内容。実際の内容もそのとおりだが そんなことが容認されている社会の風潮のほうが不気味。

スティーヴン・キング/著 白石朗/訳 文藝春秋 『シャイニング』の続編。 その後のダニーの人生がかなり過酷なものなのに慄くが、 ある街へ流れ着いた後から立ち直ってきてよかった。 本作は霊的な恐怖よりも超能力合戦ぽい展開で めまぐるしかった。

蝉川夏哉/原作 ヴァージニア二等兵/画 角川書店 なぜ「のぶ」が異世界につながっているか という理由が少し語られていた。他登場人物も何かありそうな雰囲気。

舞城王太郎/著 ナナロク社 本作で前半部分だった。 調布と福井という舞台が交互に出て 奇妙というか恐怖の物語が1話ずつ収録。 後半は未読。

エリック・ラーソン/著 佐久間みかよ/訳 1933年ドイツ駐在となったアメリカ大使一家のノンフィクション。 大使は外交官出身でもなれるとは。 外交官というよりアメリカ南部人からの視点というのが面白い。 娘が奔放すぎ周りから影響受けすぎで、旧ソ連のスパ…

石ノ森章太郎 秋田文庫 特撮バージョンはほとんど観てないが 漫画バージョンとは話がかなり違うみたい。 結構救いのない展開、ラストだった。

丹羽庭 小学館 特撮あるあるや特撮隠しネタは 飽きてきたのでそろそろ締めに入ってもありか。 最大の難関である母親へのカミングアウトが近そう。

大和和紀 講談社漫画文庫 医学生が主役とおそらく昔では珍しい設定。 愛と憎しみと死と生の要素たっぷりな 成長物語。

ヨハン・テオリン/著 三角和代/訳 早川書房 シリーズ2作目。 ミステリ要素がより薄くなっていて ホラーなの？ かミステリなのかよくわからない。