2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アシュラ (上)(下)

ジョージ秋山 幻冬舎文庫 人肉食いというショッキングなシーンから始まる物語。 凄惨なシーンがほとんど。絵柄のせいかそれほどグロテスクではないが。 アシュラが後半、本能のままの野獣から 少し人間らしさが出てきて成長しているのが救いかもだが、 「生…

重版出来! 第3巻

松田奈緒子 小学館 漫画持ち込みから初単行本出版までの話。 単行本を出すためのプロセスが面白かった。 過去話の登場人物もたびたび出てくるのが楽しい。

闇の王国

リチャード・マシスン/著 尾之上浩司/訳 ハヤカワ文庫NV 第一次世界大戦中後のイギリスを舞台にした妖精譚。 戦場の話が怖くて、超自然な方はそれほどでも。 そもそもタイトルと中身がそぐわない。

アリスの服が着たい―ヴィクトリア朝児童文学と子供服の誕生

坂井妙子/著 勁草書房 アリス、ケイト・グリーナウェイ、ハバートおばさん、小公子など 出版当時にヒットした時代に服装にも影響を与えた、 て昔の人コスプレ好んでいたということか。 図版が結構掲載されているのでイメージしやすくて面白かった。

パレード

吉田修一/著 幻冬舎 4+1人がルームシェアしていて、 各メンバーが章ごとに語り手になる連作短篇ぽい構造。 ふわふわした話なのかなと思ったが、これも突如暴力的。 そういう作風なのだろうか?

動物のお医者さん 全8巻

佐々木倫子 白泉社文庫 連休中に久しぶりに読んだなあ。面白かった。 カシオミニのネタは第一話だったのか、 というか有名ネタは割と初期だったのね。

イノサン 第4巻

坂本眞一 集英社 八ツ裂きの刑がやっと完遂! 最も残酷なシーンはほぼ無音の演出が凄かった。 後半はサンソン家女性の世代交代へ。 オリジナル展開なマリーの変貌が次巻からか。 11歳に見えなくヤンキー状態な彼女がどうなるか気になる。

月光条例 第28巻

藤田和日郎 小学館 次巻で完結! の方が気持ちが大きい。 重要キャラが消滅したのにな……。

西遊妖猿伝 西域篇 第5巻

諸星大二郎 講談社 前から間が空いていて、 その上相当前に出た人物が再登場だったりで 復習が必要だった。 サソリ女はなぜ昔の人ぽくない格好なのだろう。

加害者家族

鈴木伸元/著 幻冬舎新書 これは重い現実。 ある日、身内が犯罪者になった時点で巻き込まれる。 世間の攻撃が、犯罪を犯した者よりも凄まじいのが恐ろしい。 あの、犯罪者ではなくその家族を脅迫したり迫害したりする人々の 行為自体がよくわからない。

ミシンと日本の近代―― 消費者の創出

アンドルー・ゴードン/著 大島かおり/訳 みすず書房 ミシンを通した日本の女性の近現代史。 労働争議の部分は少し読みづらいが、全体的にはわかりやすい内容。 戦時中のモンペスタイルは 国民標準服としてはなく(標準服とされたのは簡易着物やスタートスタ…

パーク・ライフ

吉田修一/著 文藝春秋 <収録作品> 『パーク・ライフ』『flowers』 『パーク・ライフ』は芥川賞受賞作。 悪くないけど受賞作? というと疑問が。 『flowers』の方がそっちぽいかも。

宝石泥棒の告白 怪盗メイソン

ビル・メイソン、リー・グルエンフェルド/著 田村明子/訳 集英社 宝石泥棒としてアメリカで名を馳せた ビル・メイソンの自伝。 本当に宝石を盗むときはその場所にある枕カバーに入れるんだな というのが本書で解明される。 (『冬のフロスト』で怪盗枕カバー…

冬のフロスト (上)(下)

(創元推理文庫)"> (創元推理文庫)" /> (創元推理文庫)"> (創元推理文庫)" /> R・D・ウィングフィールド/著 芹澤恵/訳 創元推理文庫 シリーズ6作目だったけ。 お下劣マンネリ直感捜査が 許されるのはこのフロスト警部シリーズだけ。 本格長過ぎだが。作品雰囲…

ベルサイユのばら外伝―完全版 全2巻

池田理代子 中央公論新社 懐かしい愛蔵版の方? を以前読んだことあり。 しかも本編より前に読んでいた。 オスカルの姪、ル・ルーが活躍するサスペンスミステリもの。

機龍警察 暗黒市場

月村了衛/著 早川書房 シリーズ3作目。 機龍兵の搭乗員の中でも 普通の人よりであるユーリが主役。 ロシアの元警官であった彼がなぜメンバーになったかの 過去話と現在起こった事件とが交互に語られる。 本作が一番警察小説らしかった。

永山則夫 封印された鑑定記録

堀川惠子/著 岩波書店 永山則夫がなぜ連続射殺事件を起こしたか、 というのが金欲しさではなく別のところにあった……。 いきつくところが「家族」との関わりで 相当過酷な人生を送っていたことが浮かび上がる。 いろいろ考えさせられる。

フイチン再見! 第2巻

村上もとか 小学館 案外2巻が出るのが早く順調で良かった。 後半でとうとう太平洋戦争が始まって、 時局が暗くなっているが、としこの青春譚としては本当に面白い。 戦争が始まってもお洒落なところも素敵。 なんか朝ドラになりそうな話でもあるが。

うちの妻ってどうでしょう? 第6巻

福満しげゆき 双葉社 今や漫画家でも家のローンが組めるようである。 妻の顔がどんどんリアルになっているのが どうも馴染めない、せめて表紙絵のままの方がいい。 回想話の妻は昔の絵柄に近いから今の顔は意図的なのか?