2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

輝く断片

シオドア・スタージョン/著 大森望/編 河出書房新社 <収録作品> 『取り替え子』『ミドリザルとの情事』『旅する巌』 『君微笑めば』『ニュースの時間です』『マエストロを殺せ』 『ルウェリンの犯罪』『輝く断片』 最近お気に入りの奇想コレクションよりで…

ハイペリオン

ダン・シモンズ/著 酒井昭伸/訳 早川書房 本編517ページ二段組み。文庫版だと二巻分にまとめられている ハイペリオン四部作の第一作目。 分厚いよ! 28世紀、人類は宇宙へ進出し、二百にのぼる惑星を 転移網で結び連邦を形成していた。 その辺境に位置する惑…

エマ 第10巻

森薫 エンターブレイン 7巻からの番外編も今回で終了ということで 完全に完結です。 本編の完結が納得いかなかった人には 真の完結である番外編最終話で納得いったんでは? このお話が一種のファンタジーだな、というのを 改めて感じたけどね。 それにしても…

ページをめくれば

ゼナ・ヘンダースン/著 安野玲、山田順子/訳 河出書房新社 <収録作品> 『忘れられないこと』『光るもの』『いちばん近い学校』 『しーッ!』『先生、知っている?』『小委員会』 『信じる子』『おいで、ワゴン!』『グランダー』 『ページをめくれば』『鏡…

ヴィーナス・プラスX

シオドア・スタージョン/著 大久保譲/訳 国書刊行会 「未来の文学」のひとつ。 アメリカ人・白人男性のチャーリー・ジョンズが 突然トランポートされた場所はレダム人という、 人類に取って代わった新人類? がいる世界だった。 彼らはチャーリーに自分達の…

夜更けのエントロピー

ダン・シモンズ/著 嶋田洋一/訳 河出書房新社 <収録作品> 『黄泉の川が逆流する』『ベトナムランド優待券』『ドラキュラの子供たち』 『夜更けのエントロピー』『ケリー・ダールを探して』『最後のクラス写真』 『バンコクに死す』 今更ながらダン・シモン…

未来都市バラン

柴田昌弘 大都社 <収録作品> 『未来都市バラン』『第3の娘』『成層圏のローレライ』 『村祭りの夜』『赤い仔猫は笑わない』 SF短編漫画。それぞれがテーマは異なるのだけど、 展開の予想がつきやすいです。読みやすいけど。 ある法則があるのかな?

ワイルド・スワン 上・中・下

ユン・チアン/著 土屋京子/訳 講談社文庫 単行本は1993年に出版されてベストセラーになっていました。 これを読むと自分にとって中国のイメージがどうなるかが 興味あったのですが、今まで読む機会もなく なんだか微妙なこの時期に文庫版で読了。

小説ウルトラマン

金城哲夫 ちくま文庫 <収録作品> 『小説ウルトラマン』『円谷英二物語』『ウルトラセブン』 ひととおり、映像版『ウルトラマン』『ウルトラセブン』を 観てから読んだ方が絶対面白い! ※以下ネタバレ含んだ内容です。

しろくまカフェ

ヒガアロハ 小学館 だらだらのんびりなパンダ、ちょっと辛口コウテイペンギンなど 常連がやってくるひょうひょうとしたシロクマが経営する カフェでの、のんびり日常。 動物の描き方は変なデフォルメしてなく 実物に近いイメージで描かれているので好感が持…

X電車で行こう

山野浩一 ハヤカワ文庫JA <収録作品> 『闇に星々』『雪の降る時間』『消えた街』 『赤い貨物列車』『恐竜』『列車』 『X電車で行こう』 ちょっと不思議系SF系かな。 余韻が残る読後感が楽しめます。 作者の名前、どこかで見た記憶がありましたが 競馬関係…

馬の首風雲録

筒井康隆 ハヤカワSF文庫 筒井康隆の長編二作目。 馬の首星域にて起こった犬に似た種族同士による 戦争話。最初にちょっと読んだ感じ 『のらくろ』みたいだな、と思っていた所 あとがきにもその辺り触れられています。 基本的にはシリアスにも読めるけど、 …

馬は土曜に蒼ざめる

筒井康隆 ハヤカワ文庫JA <収録作品> 『横車の大八』『息子は神様』『空想の起源と進化』 『混同夢』『逃げろや逃げろ』『人類の大不調和』 『肥満考』『馬は土曜に蒼ざめる』 1975年出版された頃の筒井康隆短編集。 ドタバタ調のものが多いけれどかなりブ…

デトロイト・メタル・シティ 第5巻

若杉公徳 白泉社 なんだか5巻出るの早かった気がするのは気のせい? メイン的な短編の話の方がノリがいいよね。 後半がまた続きものになるのかー。