2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

テルマエ・ロマエ VI

ヤマザキマリ エンターブレイン 完結。番外編が今後あるらしいがここまででいいや。 なかなか強引な流れで完結してて、いいのかこれ? と思った。 ルシウスが幸せだからいいんだよね? 爺、古代ローマに行く話はよかったが。

WOMBS 第4巻

白井弓子 小学館 次は一年後くらいの出版予定ですと。 しかも書き下ろしになるらしい。(4巻も後半からそうなってるが) ちょっと蛇の生殺し状態ですな、マナどうなっちゃったの?

博士の愛した数式

小川洋子/著 新潮社 今回初めての読了。のはずだが 読み出したら、話の筋は全部知っていたことに気づく。 なんかのネタバレを読んだのだろうか? 数字はよくわからないし覚えるのも苦手だが、 この本にかかればなんとも美しく静かな世界なんだろう。 小川洋…

忍ぶ川

三浦哲郎/著 新潮文庫 <収録作品> 『忍ぶ川』『初夜』『帰郷』 『團欒』『恥の譜』『幻燈畫集』 『驢馬』 表題作は芥川賞受賞作。 『驢馬』以外は私小説である。 6人兄弟中、自分以外は自殺失踪病気という 異様な環境で育った主人公と、 貧窮の中育った志…

ユリゴコロ

沼田まほかる/著 双葉社 主人公の母の謎は途中で想像つくし、 割と救いのない話ではあるが なんとなくラストまで読むと良い話風な感じ。

雪と珊瑚と

梨木香歩/著 角川書店 不思議なことは起こらないが、この話はファンタジーですな。 21歳のシングルマザーが 運と周りの好意でカフェを起業する話。 料理の描写は相変わらず美味しそうだが、 主人公に意地悪をする元職場の同僚だけなぜかリアルな人物で その…

34歳無職さん 第3巻

いけだたかし メディアファクトリー クリスマスが終わり、年が明け 無職生活の期限が折り返し地点に入った。 ----以下ネタバレ

月光条例 第23巻

藤田和日郎 小学館 最終章つづき。 月の世界の歪みが怖いのと、おとぎ話の秘密が。 話は夏休み前の終業式までで完結ぽい。

フェッセンデンの宇宙 文庫版

<収録作品> 『フェッセンデンの宇宙』『風の子供』 『向こうはどんなところかい?』『帰ってきた男』 『凶運の彗星』『追放者』『翼を持つ男』 『太陽の炎』『夢見る者の世界』 『世界の外のはたごや』『漂流者』『フェッセンデンの宇宙(一九五〇年版)』…

マチキネマ 第2巻

サメ・マチオ 宙出版 既視感は確かにあるが、別の感覚のような気もするんだなあ。

聖餐城

皆川博子 光文社 歴史小説。神聖ローマ帝国ってなじみがないが 戦争の話と並行して、ユダヤ人の歴史も書かれているのが興味深かった。 でもアディの出生の謎が謎なままなのが気になるのう。

マチキネマ

サメ・マチオ 宙出版 休日の夜にリラックスして読むのにぴったりだなあ。 日常の妄想ぽさがいいな。

火星ダーク・バラード

上田早夕里/著 角川春樹事務所 第四回小松左京賞。 かなりしっかり作り込まれている火星世界。 恋愛要素が案外多いのだけど骨太といってもいいかも。 なんか文庫版だとラストが異なるらしい、気になるなあ。

アオイホノオ 第10巻

もう10巻か、早いなあ。 痛々しいけれどとてもらしいエピソードで良かった。 落ち込んでるところは気の毒だったのに アホに目覚めたところで笑ってしまった。 そして『タッチ』がーーー!!

人質の朗読会

小川洋子 中央公論新社 のっけから衝撃の出来事が書かれている。 それと対照的な不思議だったり 奇妙だったりするけど静かな雰囲気の朗読(短篇)内容よ。

言語都市

チャイナ・ミエヴィル/著 内田昌之/訳 早川書房 「新★」がついてからの銀背は本作が初読了。 『言語都市』は地球外の星が舞台。 半分くらいまで、状況がつかめず考えながら読んでたので 思ったよりも読了まで時間がかかった。 滅亡の危機になってからやっと…

五反田物語

青野春秋 小学館 短篇集。 巻末対談を読むと作者自身の人生が 結構作品に反映されているんだなとわかった。 いきなり顔出ししていたので吃驚したよ。

俺はもっと本気出してないだけ

青野春秋 小学館 読み切り短篇集。 『俺は本気だしてないだけ』の主役シズオは毎回出るが、完全脇役。 各話の主役はシズオと関わりがあるが、 常連酒屋の大将以外は本編に出てないよね? 本作のシズオは割と良い奴だった。

昭和元禄落語心中 第4巻

雲田はるこ 講談社 この巻では「死神」のシーンが凄い。 そして艶っぽくて粋な空気感は落ちていなかった。 次で過去編が終わるらしいが、ラストが少し不穏な感じでドキドキ。

猫を抱いて象と泳ぐ

小川洋子/著 文藝春秋 うつくしい物語。 チェスのルールがよくわからなくても 盤上の世界の凄さがよく伝わる。 リトル・アリョーヒン本人および仲間たちの 関係がとても心地よい。 なんだろ、デパートの屋上から降りられなくなった象の エピソードからラスト…

女流 林芙美子と有吉佐和子

関川夏央/著 集英社 林芙美子と有吉佐和子という「女流」と呼ばれるに ふさわしい女性作家の生涯をまとめたもの。 林芙美子の方のエピソードはだいたい知っていたが 有吉佐和子は亡くなる直前の「笑っていいいとも」エピソード くらいしか知らなかったので大…

星を継ぐもの

ジェイムズ・P・ホーガン/著 池央耿/訳 創元SF文庫 コミック版を先に読了しているが こっちがオリジナル小説版。 結構、コミック版は早足だったのだなあ。 一応ちゃんとしたオチはあるのでここで完結しても問題ないが、 謎は残したままなので、機会があれば…

みずほ草紙 第1巻

花輪和一 小学館 なんだろう。裏『遠野物語』といった印象。 実際舞台は遠野だし。時代は大正か昭和初期ぽい。 各話タイトルも話も妖怪に絡んでいるが、 内容は嫁姑問題や認知症の老人のことなど なんだか現実世界の重さが語られていてかえって恐ろしい。

風童 ーかぜわらしー

花輪和一 小学館 戦国時代の頃と思われる とある山間の村が舞台である。 生きていることで起こる悩みに対して、 タイトルである風童と思われる謎の子供が それに対する答え的なことを教える。 何とも不思議な話だった。

とげぬきハトちゃん

久世番子 新書館 地味だけど、中学二年生の頃の日常ってこんな感じ。 前作を読んでいないのでよくわからないが、 ハトちゃんの世界って現在なの? 昭和の終わり〜平成初期の頃と言われても違和感がないので。 基本的にメインキャラがぶれないところがいい。