2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

図書館の魔女 (上)(下)

高田大介/著 講談社 どちらかというとYA小説向けか。 運命に縛られていた少年少女が冒険を通じて 少しずつ呪縛が解けていく。 タイトルで魔女とついているし異世界が舞台だけど、 魔女自身が魔法を否定し、推理をして現実的な解決を求める ところがユニーク。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 第9巻

浅野いにお 小学館 こっちも全然進まないなあと思ったら 後半の凰蘭の決断で世界が一気に繋がった。 全てを知ったマコトと大葉くん、頑張って欲しい。

アオイホノオ  第22巻

島本和彦 小学館 話が全然進まないなあ。 尾東さんといちゃついていた。

新カラマーゾフの兄弟 (上)(下)

亀山郁夫/著 河出書房新社 分厚い! 現実だか夢なのか曖昧な描写がかなり続くが、 1995年という時代を背景とした 黒田家の謎、宗教団体の暗躍、 著者の私小説風なKのパートなど濃い内容だった。 『よちよち文藝部 世界文學篇』で訳者のお話の ゲストとして著…

夜は終わらない

ジョージ・ペレケーノス/著 横山啓明/訳 早川書房 回文殺人事件については、犯人はこの人物かなという 暗示ぽいのがあってはっきり結論はない。 現代編の人物ドラマの方がメインだが それぞれ登場人物の物語が面白かった。

よちよち文藝部 世界文學篇

久世番子 文藝春秋 番子さんのこのエッセイ漫画は 作家ではなく作品の方に主にスポットあてて 広げているのがユニーク。 『老人と海』のお店行ってみたい。

きのう何食べた? 第16巻

よしながふみ 講談社 主だった登場人物がだいたい出てきて いい感じに収まってきている。 ケンジと佳代子さんがとうとう顔合わせが 一番盛り上がった。

ブルーバード、ブルーバード

アッティカ・ロック/著 高山真由美/訳 早川書房 アメリカ南部・テキサスの田舎町で起こった 殺人事件を、黒人テキサスレンジャーが追う。 21世紀の話なのに、20世紀半ばのような世界で 人種問題の根深さを感じられた。

ゴールデンカムイ 第20巻

野田サトル 集英社 あまり話が進まなかった。 それにもかかわらず新キャラクターが出てきて 覚えられるか自信がない。

黒い瞳のブロンド

ベンジャミン・ブラック/著 小鷹信光/訳 早川書房 チャンドラー遺族公認の、フィリップ・マーロウもの。 『ロング・グッドバイ』の続編とされているが 登場人物を総動員させて、扱いはそれでいいのかな? パスティーシュとしては楽しめた。

用心棒

デイヴィッド・ゴードン/著 青木千鶴/訳 早川書房 ジャンルとしては、ピカレスク小説なのかな。 アクションシーンが派手で小気味よい。

悪医

久坂部羊/著 朝日新聞出版 末期ガンに直面する医師と患者 それぞれの視点で書かれる物語。 医師のいうことももっともだが患者側が 動揺する突き放すような説明は良くないなあと思う。 患者の小仲の精神が不安定なためか 何かとんでもないことする方向へ行か…

翡翠城市

フォンダ・リー/著 大谷真弓/訳 早川書房 21世紀版ゴッドファーザー的組織同士の抗争と 翡翠の力を使ったバトルなど、漫画風な 目まぐるしい展開で勢いあった。 続編が楽しみ。

エヴァンズ家の娘

ヘザー・ヤング/著 宇佐川晶子/訳 早川書房 わりとありがちな設定や背景な感じで 話が進んでいくが途中で印象が変わっていく。 英語タイトルが「GIRLS」と複数になっているのが 精神的な意味での「LOST」した少女たちといったところ?

ナチスの女たち―秘められた愛

アンナ・マリアジークムント/著 平島直一郎、西上潔/訳 東洋書林 ヒトラーやその側近に関わる女性たちの ミニ伝記もの。みな知っている人たちだったので 目新しさは少なかった。

いとしのムーコ 第15巻

みずしな孝之 講談社 子猫とムーコが絡んでかわいい。 レナちゃん大きくなった! でも登場人物が増えすぎで時間があくと 誰? なキャラクターもいた。

白魔の塔

三津田信三/著 文藝春秋 『黒面の狐』の続編がまさか出るとは。 物理波矢多(もとろい はやた)が炭鉱夫から灯台守へ転職して その赴任先へ行った際の怪異。 前作は、ホラー風ミステリなので今回のそうかと思いきや ホラー風ミステリホラーだった。 前作もだ…

ジェーン・スティールの告白

リンジー・フェイ/著 川副智子/訳 早川書房 『ジェーン・エア』を下敷きしているのも楽しいが 主人公が殺人者なのに応援したくなる設定なのが これまた楽しい。まあ司法側捜査が結構杜撰なのだが。

夢で見たあの子のために 第5巻

三部けい KADOKAWA 徐々に話が進んでいくがまだ核心へは進まない。 また犠牲者がどんどん増えていく。

影の子

デイヴィッド・ヤング/著 北野寿美枝/訳 早川書房 なかなか語られることが少なかった、 1975年・冷戦時代の東ドイツにての 秘密警察シュタージのことや未成年矯正施設のことなど 史実を基にしたフィクションが読めて興味深かった。

わが母なるロージー

ピエール・ルメートル/著 橘明美/訳 文春文庫 カミーユ警部の作品がまた読めるとは。 中身は中編で、連続爆弾事件の話。 作品時系列は『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』の間。 カミーユと母親との関係の対比として 今回の事件の犯人ジャンと母親…

白昼夢の森の少女

恒川光太郎/著 KADOKAWA <収録作品> 『古入道きたりて』『焼け野原コンティニュー』『白昼夢の森の少女』 『銀の船』『海辺の別荘で』『オレンジボール』 『傀儡の路地』『平成最後のおとしあな』 『布団窟』『夕闇地蔵』 長編もいいけど、やっぱり恒川光…