2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和天皇物語 第4巻

半藤一利/著 能條純一/作画 永福一成/脚本 小学館 昭和天皇、皇太子時代の欧州旅行がメイン。 昔は半年くらい日程がかかるので大変。 イギリス、フランスのエピソードは既に知っていたが 漫画になってより微笑ましさが。 ラストが原敬暗殺直前の描写になって…

セミオーシス

スー・バーク/著 水越真麻/訳 ハヤカワSF文庫 荒れ果てた地球を脱出して 新たな惑星へ移住をする人類の物語。 となると古い設定な感じであるが、 各世代ごとが出会う、知的植物や先住移民の異星人などとの ファーストコンタクトとその後の交流などの 描写に…

崩壊家族

リンウッド・バークレイ/著 高山祥子/訳 ヴィレッジブックス タイトルはたぶん過去作品のタイトルと 関連付けしている風で強引さがある。 崩壊は結局してないし。 市長がどうしようもないクズだけど なぜか憎めない。

顔なし子

高田侑/著 幻冬舎 ホラーテイストな話かと思いきや、 殺人事件が起こってからは家族物語へ。 ラストは冒頭からは想像できないほど 爽やかだった。

蜜のような殺意

T・J・マグレガー/著 古賀弥生/訳 創元推理文庫 サイコな殺人犯を追う探偵夫婦。 犯人は結構最初にわかるのだが 殺人事件と探偵夫婦の仲が壊れそうな展開が 並行するのが面白かった。

ゴールデンカムイ 第18巻

野田サトル 集英社 表紙二人が活躍。 杉元の影が薄かった。 そして、過去エピソードに出てくる 長谷川さんにはぞっとさせられた。

雨に祈りを

デニス・レヘイン/著 鎌田三平/訳 角川文庫 事件については、ロス・マクドナルドを 連想させられた。 犯人が結構狂気あるがブッパまで標的に するとは怖いもの知らずというか。

作家の人たち

倉知淳/著 幻冬舎 <収録作品> 『押し売り作家』『夢の印税生活』『持ち込み歓迎』 『悪魔のささやき』『らのべっ!』『文学賞選考会』 『遺作』 著者のデビュー作を読んだことがあって そこからだいぶ久しぶりに読んだのだが 最近はこのような作風になって…

ぼくを忘れないで

ネイサン・ファイラー/著 古草秀子/訳 東京創元社 東京創元社から発行だが、内容は純文学。 主人公の病気のせいか記述された内容や時系列に 危うさがあう。最後の読後感は案外悪くない。

見知らぬ顔

アン・ペリー/著 吉澤康子/訳 創元推理文庫) ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした歴史ミステリ。 主人公がのっけから記憶喪失で それを悟られないように必死で大変。 事件の結末はあっけないが それまでの過程でのロンドンのスラム街や クルミア戦争の過酷な…

アルファベット・ハウス

ユッシ・エーズラ・オールスン/著 鈴木恵/訳 早川書房 以前、精神病院の話の途中で 一旦読むのをやめたのだが再度挑戦。 正常なのに精神病のふりを続けて 敵陣で生き残りを図ろうとするという 描写がスリリングなはずだがなぜかそう感じなかったためか。 第…

晩鐘

佐藤愛子/著 文藝春秋 佐藤愛子のおそらく最後の小説。 過去も元夫の話は書いているが、 本書はその集大成といったところか。

亜人 第14巻

桜井画門 講談社 両陣営ともずっと出ていた主要登場人物が リタイアしたり、永井圭側が有利な流れになりつつも ゆっくりと話が進んでいる。 勝利は掴みそうなのだが、不安な引きが入っている。

闇よ、我が手を取りたまえ

デニス・レヘイン/著 鎌田三平/訳 角川文庫 時系列沿って読んでいないのだが 本作はかなり主人公の過去と関わる事件だった。 ハードボイルドものとされているが シリアルキラーが出てきたり、子どもの虐待話があったり ノワール的要素が強いかも。

真夜中への挨拶

レジナルド・ヒル/著 松下祥子/訳 早川書房 一見に自殺に見えるが自殺ではないかも、 ととある家族に踏み込んでいく。 イギリス的かなと思いきや意外にも国際的な 話へ広がっている。

夢で見たあの子のために 第4巻

三部けい KADOKAWA 火の男の正体になんか伏線が あったっけ? まさかの展開。

ガンルージュ

月村了衛/著 文藝春秋 戦う女性もの。 ブランクが15年近くあるのに テロリスト無双するお母さんがすごい。

ダイナー

平山夢明/著 ポプラ社 表紙のごとく食べ物描写は本当に美味しそうだった。 反面暴力によるグロテスクさが対照的。 一気に読まされるが、カナコの魅力がよくわからず。