2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

死と彼女とぼく ゆかり 第6巻

川口まどか 講談社 5巻で終わったのかと思ったら6巻でてたので嬉しい。 掲載雑誌が違っていたので気が付かなかったよ。 優作、ゆかり、各々の家族のエピソードが入っております。

エマ 第6巻

森薫 エンターブレイン なんか、いい意味で裏切られる展開でした。 表紙イラストが不安をさらに煽らせる。 これで、どうハッピー・エンド(と勝手に予測)へ 持っていけるのかが気になる所。

最後の娘

ペネロピー・エヴァンズ/著 池田真紀子/訳 創元推理文庫 こええ……。紳士的な老人の一人称で物語が進んで行くのだが、 礼儀正しくおせっかいな彼の行動がどんどん狂って……。

ジュスチーヌまたは美徳の不幸

サド/著 植田祐次/訳 岩波文庫 タイトル通り、美徳が悪徳に迫害される話。 エログロ(といっても文章がアレなので ビジュアル化しない限りは平気だ)なところや 悪者の悪の思想演説は、 正直電車通勤のお供には厳しいよ。 目が滑りまくり。面白半分で読むも…

モーパッサン短篇選

モーパッサン/著 高山鉄男/編訳 岩波文庫 <収録作品> 『水の上』『シモンのパパ』『椅子直しの女』 『田園秘話』『メヌエット』『二人の友』 『旅路』『ジュール伯父さん』『初雪』 『首飾り』『ソヴァージュばあさん』『帰郷』 『マドモアゼル・ペルル』…

同時代ゲーム

大江健三郎 新潮文庫 四国の山奥の村の奇想天外な偽歴史物語部分は面白いのだけど、 文章がくどい感じで読みにくかった。 数行ごとに繰り返される 「壊す人」「父=神主」「村=国家=小宇宙」「妹よ」…… どれも物語で重要なキーワードなのだけど。

虚栄の市

全4巻 サッカリー/著 中島賢二/訳 岩波文庫 タイトルが堅苦しい(原題は『VANITIY FAIR』)し、 18世紀末から19世紀初頭のお話なのでとっつきにくい感じがするが、 内容的には、虚栄の市を行き来する人々の人間悲喜劇の物語なので とても読みやすかったりす…

棺の中の悦楽<悽愴篇>-山田風太郎ミステリー傑作選4

山田風太郎 光文社文庫 <収録作品> 『女死刑囚』『30人の3時間』『新かぐや姫』 『赤い蝋人形』『わが愛しの妻よ』『誰も私を愛さない』 『祭壇』『二人』『棺の中の悦楽』 表題にもなっている『棺の中の悦楽』は長編といってもいい内容。 全て現代もので…

オンナノコのおたしなみ

大田垣晴子 メディアファクトリー 微妙……。 特に共感するところもなく、否定するところもなく 何となく目に付くと読んじゃう人の本。 まあ読みやすいし。

訪問者

新津きよみ 角川ホラー文庫 昼間、赤ん坊と一緒に家で引きこもっている主婦に 突如襲い掛かる非日常な出来事を書くサイコホラー 第1部、2部で構成されていて、 それぞれ第1と第2の非日常な状況へと誘う訪問者がやってくる。 セキュリティについていろいろ言…