2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
青野春秋 小学館 表紙のテイストが少し変わったね。 シズオの漫画で人生が変わってしまった人が 出てきたのに吃驚(笑) メジャーデビュー近しか? シズオが最も悲惨な境遇にあるのにも関わらず、 コメディに持っていているので重くなく読める。 しかも、周…
生田武志/著 ちくま新書 日雇い労働・野宿者救援活動に携わる著者による 1980年代から2007年までの実情を書いたもの。 この本が出た後、現状はもっと悪くなっているんだろうなあ……。 何しろ、著者はボランティアだけではなく ドヤ街宿泊や日雇い労働や日雇い…
グレッグ・イーガン/著 山岸真/訳 河出書房新社 <収録作品> 『新・口笛テスト』『視覚』『ユージーン』 『悪魔の移住』『散骨』『銀炎』 『自警団』『要塞』『森の奥』『TAP』 イーガン初読了。名前だけは知ってたけど、 オーストラリア人なんだということ…
諸星大二郎 講談社 妖怪無支奇に見込まれた少年・孫悟空の冒険。 第3、4巻は長安の皇帝襲撃から虫使いの娘達の話まで。 スケールの大きさは半端ない! 4巻で三蔵法師こと玄奘が天竺への旅を始める。 悟空を再会して一緒に旅するのはいつなのだろう?
諸星大二郎/著 講談社 <収録作品> 『船を待つ』『いないはずの女』 『同窓会の夜』『蜘蛛の糸は必ず切れる』 漫画家・諸星大二郎の短編小説集。 ちなみに、漫画を描くときはまずシナリオ形式で 話を作るんだそうだ。 『船を待つ』は、何故船に乗らねばなら…
沢木耕太郎/著 新潮文庫 多数の人々の人生の一コマを切り抜き 作者の独自の切り口で書いた33編。 文体のせいか、オシャレぽくまとめられてる ように感じられる。
高村薫/著 新潮社文庫 文庫版で読了。 現在(といってもソ連崩壊前)の日本のでも ちゃんとスパイものを成立させるのに感心。 ちゃんと北朝鮮の拉致とかも出て来るし。
上田浩二、荒井訓/著 集英社新書 太平洋戦争時に、様々な理由で日本に在住していた ドイツ人たちの生活についての証言をまとめたもの。 とても興味深かった。 新書なので簡単にされているけど、 きっともっと詳しいエピソードもあったのだろうな。 写真や証…
角川春樹/著 イースト・プレス 破天荒な自伝プラス出版経営者としての面を書いた内容。 バイタリティが半端じゃなかった。 カリスマですな。 遠くから見ている分には面白すぎな人である。 タイトルがヒトラーの自伝と同タイトルなのは わざとなの?
ジェイン・オースティン/著 中野康司/訳 ちくま文庫 ジェイン・オースティンが最後に書いた小説。 他の作品に比べるとちょっと暗い感じ。 他の登場人物は大げさで強烈な性格なのに対して ヒロインが影薄いタイプだから?
和田慎二 白泉社文庫 今だったら青年誌連載だったのだろうか、 というくらい少女漫画にしてはハード過ぎる漫画であった。 残酷シーンや生理的グロシーンが 多いので、そういのうが苦手な人には怖すぎる内容。 個人的には人間同士の裏切り合いの心理が 凄いの…
山田正紀/著 ハルキ文庫 デビュー作。 テーマは凄いな。 タイトルどおり「神」に闘いを挑む話だった。 スケール大きすぎるためか、 主人公が神と直接対決するまでに至らなかったのは 少し残念。
かんべむさし/著 ハヤカワ文庫JA 『トロッコ』でも収録されていた同名短編の 長編バージョン。 内容は短編版と全くブレがなし。
高村薫/著 講談社文庫 読んでいる最中は意識してなかったでど、 メインの時代が1970年代なんだなあ。 展開や登場人物(美貌の殺し屋からきて) が漫画ぽい印象を受けた。
山田風太郎/著 筑摩書房 本人の戦前・戦中日記や随筆を読了済みの場合は、 特に目新しい内容ではなし。 てなわけで、純粋なエッセイではない 『同日同刻』の番外編『ドキュメント・一九四五年五月』が 読めるというのが目玉か。
岩瀬彰/著 講談社現代新書 戦前小説を読む際の参考本として読了。 副題は<戦前日本の「平和」な生活>。 とはいっても、学歴差別や職業差別による 収入格差は現在よりもひどかったり。 だからサラリーマンでも、 共働きだと女中さん雇えたりするんだって。 …