2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

大草原の小さな家 ―インガルス一家の物語〈2〉

ローラ・インガルス・ワイルダー/著 恩地三保子/訳 福音館書店 途中冗長な感じでだるくはなるのだが、 開拓民生活の記録として読んでみても面白い。 父さんが丸太小屋をほぼ一人で完成させたり、 母さんが野外で家事するところのたくましさがすごい。 政府の…

パディントンの煙突掃除―パディントンの本〈6〉

マイケル・ボンド/著 松岡享子/訳 福音館書店 タイトルの時点で 大変そうな話なのが想像ついてしまった。 危険そうなものはクマの目と手の届かないところに置こう。 過去話に関連する話もあり。

繚乱

黒川博行/著 角川文庫 シリーズ2作目だったらしいが 特に支障はなく読めた。 ワル対ワル。 大阪弁の会話がポンポン進んで 話も割とサクサク進む。

少女達がいた街

柴田よしき/著 角川文庫 前半が1975年。 渋谷が若者の街と化しつつあったり ロック喫茶というのがあったりとか なんだか当時の日本の風俗描写が面白い。 後半がいきなり1996年に飛んで、謎解きが始まるが それはそれで面白い展開だった。

ワカコ酒 第10巻

新久千映 徳間書店 あっという間に10巻。 ワカコ永遠の26歳なのね、と 季節イベントネタがあると改めて思う。 放置されすぎな彼氏が思い出したかのように 話題になったりして懐かしい。 そして、ハラさんはメンドくさいキャラだったとは。 実際にいそうな人…

邪推するよそおい

平松隆円/著 繊研新聞社 2014年発行だが、 ここで挙げられている化粧・服装のネタは 2000年代かと思われて、想像していたより なんだか古い感じがした。

パディントンとテレビ―パディントンの本〈5〉

マイケル・ボンド/著 松岡享子/訳 福音館書店 さすがパディントンを養うだけあって ブラウン家は裕福なのでTV購入。 隣人のおっさんはなぜパディントンと関わると ろくなことにならないことを何度も経験しているのに 芝刈りを頼むなんて何を考えているのだろ…

いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL

小林よしのり 幻冬舎 刊行されてから10年以上たっている。 A級戦犯および東京裁判とはなんだったのか ということを考えるための参考本の一つとして。 偏見なしに描くというような発言があるけど 偏った感情が見える部分は見え隠れしてるような。

小人たちが騒ぐので

川原泉 白泉社 中身がなさすぎるエッセイ漫画。 いかに締め切りまでにページ埋めする苦労だけが 描かれている。

棒がいっぽん

高野文子 マガジンハウス 作品の世界はひと昔なのに、 洗練された絵柄なためか未だ古びないところがすごいところ。

乙嫁語り 第10巻

森薫 KADOKAWA カルルク頑張るの巻。 アミルの相手がカルルクでよかったセリフはよかった。 しかしアミルの父親が酷すぎなのがさらにクローズアップ。 そして、スミスが久しぶりに出てまさかの展開に。

教科書には載っていない! 戦前の日本

武田知弘/著 彩図社 戦前に書かれた小説を読んでいれば だいたい知っている内容ばかりだった。 戦前の日本すごいよという持ち上げばかりでは なく暗部にも触れいているところはよし。

水を石油に変える人 山本五十六、不覚の一瞬

山本一生/著 文藝春秋 このタイトルだと、山本五十六が完全に騙されている風になってるが 実際はそうではないので残念。 水を石油に変えられるってありえないが 変えられるかもと期待をを示しているくらい 当時の日本の石油事情がよろしくなかったということ…

つまらぬ男と結婚するより一流の男の妾におなり

樋田慶子/著 中公文庫 女優、樋田慶子の自伝。 花柳界と芸能界両方の世界を知っている 著者がそれらの世界を書いているは貴重である。 でも、タイトルにもなっている言葉を言っている 彼女の祖母(実際、伊藤博文の妾をしていたとのこと)の 生涯の方がもっ…

大きな森の小さな家 ―インガルス一家の物語〈1〉

ローラ・インガルス・ワイルダー/著 恩地三保子/訳 福音館書店 アメリカ開拓時代の著者少女時代の物語。 実際はかなり過酷な環境だし ほぼ自給自足な生活で大変そうだけど、 大変そうに書かれてないところがよい。 食べ物が素朴なのに美味しそう。

逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成<F>

大森望/編 創元SF文庫 <収録作品> 『夕飯は七時』恩田陸 『彼女の痕跡展』三崎亜記 『陽だまりの詩』乙一 『ある日、爆弾がおちてきて』古橋秀之 『光の王』森岡浩之 『闇が落ちる前に、もう一度』山本弘 『マルドゥック スクランブル“200”』冲方丁 『冬…

パディントンフランスへ―パディントンの本〈4〉

マイケル・ボンド/著 松岡享子/訳 福音館書店 パディントン、ペルーからイギリスへは 船で密航してきた、という話だったので 他の国に行けるか問題はここで解決。 フランスでも騒動を起こす。

パディントンの一周年記念―パディントンの本〈3〉

マイケル・ボンド/著 松岡享子/訳 福音館書店 結構無茶振りなエピソードが毎回毎回で 大変なことがおさまらない。 表紙の料理話も結構大変。

荒野の少年イサム 全5巻

山川惣治/原作 川崎のぼる/作画 集英社 山川惣治が原作だから結末は大団円だよな と思っていたが、それほど大団円でもなかった。 いや、いい話だったんだけど。 イサムは山川惣治作品の主人公らしい 決して悪に染まらない心が清い少年だった。 ほぼ切れ目が…

警官殺し

マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー/著 高見浩/訳 角川文庫 シリーズもの最後から2番目の話だったらしく、 過去シリーズでの犯人たちが登場し 刑事マルティン・ベックと交流していた。 すでに福祉国家と呼ばれいていた 1970年代初頭のスウェーデンの問…