2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

七色の海

曾野綾子/著 講談社文庫 <収録作品> 『七色の海』『集中豪雨』『人間の皮』 『日月潭』『睡蓮の踊り』『創作の秘訣』 『キシタアゲハ』『女優の家』『支那宿「さくら館」』 『帰らざる橋』『爽やかな声』『ミヒート』 外国の香り高い短篇集。 日本が舞台で…

あなたに不利な証拠として

ローリー・リン・ドラモンド/著 駒月雅子/訳 早川書房 <収録作品> 『完全』『味、感触、視覚、音、匂い』『キャサリンへの挽歌』 『告白』『場所』『制圧』 『銃の掃除』『傷痕』『生きている死者』 『わたしがいた場所』 女性警官(制服組)の様々な生き…

俺物語!! 第3巻

河原和音/原作 アルコ/漫画 集英社 パワーダウンするとどころか、ますますパワーアップ。 猛男、大和、砂川、皆いい子だなあ。 猛男の身体能力が異常すぎだが、ボケになっているが凄いな。 途中、猛男父のインパクトに持っていかれたが何の仕事してるのだろ…

芸者論―神々に扮することを忘れた日本人

岩下尚史/著 雄山閣 タイトルから難しそうな感じを受けるが、 文章も語り口調で、芸者と仕事の関係で直接関わっていた 著者なので親しみがもてる内容であった。

ディスコミュニケーション第5巻 学園編2

植芝理一 講談社 背景がごちゃごちゃ細かくなってるので、 文庫版は絶対無理でしょうなあ。 後半はスチャラカ展開から内的な不思議世界へと戻りつつある。

星を継ぐもの 全4巻

J・P・ホーガン/原作 星野之宣/漫画 小学館 凄く面白かった!! 月で発見された5万年前の人間の死体の話から ラストまでどんどんスケールが大きくなってるのに綺麗にまとまっていた。 原作も近いうちに読んでみたい。

メタルハンターズ・D 全3巻

たがみよしひさ 潮出版社 似たような顔ばかりで区別がつかず わかりにくいなあ、と思ったらその理由が後半に。 ラストのオチはネタ切れなのか打ち切りなのか? ※家人によると80年代に描かれたグレイという作品の 焼き直しぽい話だとのこと。

ウツボラ 全2巻

中村明日美子 太田出版 絵も話も耽美だったなあ。 謎が謎を呼ぶ狂気の物語。 一度読んだがちゃんと読み込んで理解を深めたいと思った。 BL漫画じゃないのにBLコーナーには置かないで欲しい……。

龍秘御天歌

村田喜代子/著 文藝春秋 文化と文化のぶつかり合いでかつ、 世代間でのぶつかり合いでもある。 なんだか戦慄した。

獄中記―地獄篇

ジェフリー・アーチャー/著 田口俊樹/訳 アーティストハウスパブリッシャーズ 小説家は転んでもただでは起きない。 偽証罪で刑務所に入れられたジェフリー・アーチャーの 数週間の日記だが、すごく引き寄せられて面白かった。 イギリスの刑務所って日本より…

月光条例 21巻

藤田和日郎 小学館 ここから最終章! 以前にも出た『かぐや姫』の謎と彼女の正体が明らかに。 ミスリードがあったが実はそれほど驚かなかったな……。

驕れる白人と闘うための日本近代史

松原久子/著 田中敏/訳 文藝春秋 なかなか挑発的なタイトルであるなあ。(元々のタイトルはもっとおとなしめ) ドイツ語で発表され、それを日本語に訳された日本近代史。 内容は、うん、知っていた的なものであるが、 海外に日本の歴史を知らしめるものとし…

本のおかわりもう一冊 桜庭一樹読書日記

桜庭一樹/著 東京創元社 最新刊まで追いついたぞ。 本作ではあの3月11日にも触れていて また他に比べて作家としての立場の話も少し多かった。 あれからもうすぐ2年……。

三つの名を持つ犬

近藤史恵/著 徳間書店 メイン登場人物らはちょっと心が弱い? なので転落していくのだろうなと思った。 犬のおかげで救いがあるのだが。

火の粉

雫井脩介/著 幻冬舎 いろいろな社会問題をつめ過ぎな感じはしたが 一気に読まされた。 人の心理をうまく利用する犯罪者は下手なホラーよりも怖いな。 クライマックスのシーンは怖いのに滑稽でもあった。 後味が悪いのか、一応落とし前つけているから後味よい…

熊の場所

舞城王太郎/著 講談社 <収録作品> 『熊の場所』『バット男』『ピコーン!』 表題作は三島賞候補作だったらしい。 純文学寄りかもだが独自の文体があまりそういう雰囲気をもたせない。

東亰異聞

小野不由美/著 新潮社 出版直後に読んだ気もするので再読か。 内容が全然覚えていないなあ。 ホラーのようでミステリのようでホラー。

黒いカクテル―ジョナサン・キャロル短編集〈2〉

ジョナサン・キャロル/著 浅羽莢子/訳 東京創元社 <収録作品> 『熊の口と』『卒業生』『くたびれた天使』 『あなたは死者に愛されている』『フローリアン』『我が罪の生』 『砂漠の車輪、ぶらんこの月』『いっときの喝』『黒いカクテル』 こちら収録作品は…

ディスコミュニケーション第4巻 学園編1

植芝理一 講談社 一言で言うと、スチャラカ編。 南高校の生徒は皆変人ばかりだったという。 男の娘が出てくるのは当時は珍しかったろう。 現在の絵柄で描くと男の娘は男の子にしか見えない。

子育て戦線異状あり! ファルコン隊長

うえみあゆみ 大和書房 登場人物はフィクション、だが内容はほぼノンフィクションらしい。 ファルコン独特の子育て論が面白かった。

ジョーカー・ゲーム

柳広司/著 角川書店 スパイが主題の連作短篇集。 なんか、出てくる登場人物が中二病ぽいなあ。 でも、第二次世界大戦前夜の時代の不穏さが伝わってるのは良かった。

ほとんど記憶のない女

リディア・デイヴィス/著 岸本佐知子/訳 白水社 51編もの収録された短編集。 短いものは2行しかないものもあったりする。 何とも不思議なつかみ所がない小説ばかりで 表紙がマグリットなのに納得してしまった。

殴り合う貴族たち―平安朝裏源氏物語

繁田信一/著 柏書房 平安時代の貴族って雅なイメージばかりではないよ、 というのは知っていた。 が、道長クラスの貴族の子息のみならず上皇までの 暴力事件が蔓延していたとは。バイオレンス。

本に埋もれて暮らしたい

桜庭一樹/著 東京創元社 もうちょっとで追いつく。 今更だが、家族や空手のことなどがほとんど出なくて 編集者の人ばかりでるのは、 本の会話ができる人が編集者の人だけだからだろうか と思った。

新装版 ディスコミュニケーション第2、3巻 冥界編2、3

植芝理一 講談社 冥界編完結。 案外ちゃんとオチがついてまとまっていたなあ。 絵が細かくて目がしぱしぱした。

坂本ですが? 第1巻

佐野菜見 エンターブレイン 坂本くんは全てのコマでスタイリッシュ! 真面目風な絵柄で笑いを誘う系である。 こういうのはぐだぐだせずに、3巻以内で綺麗にまとまって欲しいなあ。