2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
吾妻ひでお/著 角川書店 2008年6月から2009年6月までの絵日記。 けいおん騒動の元は7月だっけな。 JKのイラストがどんどん進化してなおかつ可愛い! 表紙がやっと本来の角川ぽくなったね。 結構じっくり絵を眺めるので読むのに時間かかったが、 何度も再読し…
田中啓文/著 集英社 <収録作品> 『堀川』『上燗屋』『二番煎じ』 『花筏』『狸の化寺』『子ほめ』 『地獄八景亡者戯』 シリーズ完結! 竜二に次々降りかかる災難にハラハラしつつも笑えて泣ける。 しかし人情ものとしても傑作だなあ。 バカSFやグロホラーも…
飛浩隆/著 早川書房 <収録作品> 『夏の硝視体』『ラギッド・ガール』『クローゼット』 『魔述師』『蜘蛛の王』 3部作の2作目。短篇と中篇で構成されている。 1作目の区界の謎が2作目で明かされているが 論理的に構築されていて設定に無理がないのに感心。
ジェイムズ・エルロイ/著 田村義進/訳 文藝春秋 アンダーワールドシリーズ完結。 エルロイ節相変わらずだが、内容の重くて読了まで時間がかかった。 ※以下ネタバレ -------------------------
山本直樹 講談社 今年はあさま山荘事件から40年。 とうとう合同山岳訓練が始まった。 次の巻から壮絶な総括リンチがくるのか……。 それだけに、ほのぼのシーンが哀しい。 例の水筒事件が出ていたが、あまりにもの赤色軍の批判の しつこさにイラっときたよ。
いけだたかし メディアファクトリー 30代女性で無職という設定はどこかで見覚えがあるなーと思ったら、 ご本人のWeb漫画が元ネタだった。あちらは1コマ漫画だけどね。 無職さんの生活は、自分が無職だったときと似たような感じだけど 3食和食ちゃんと作って…
福満しげゆき 講談社 いつも出るのが早いなー、と思ったが本が薄過ぎです先生。 本編で一番受けたのはカバーを外すと出てくるあのイラストだった。 番外編の『日本のアルバイト』は案外面白い。
森薫 エンターブレイン もうデビュー10年なんだ! 時間の流れの速さに吃驚。 連載作品以外の単発の仕事をまとめた一冊だが、 本当に作者の趣味がこれでもかと詰め込まれているので 描いている楽しさがこちらにもよく伝わっているのだった。 カバーイラストで…
菅浩江/著 早川書房 地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館「アフロディーテ」という 世界についての設定が緻密。現実に実現しそうな程イメージが鮮明に出てくる。 SFと芸術がうまく繋がった内容。 しょっちゅう事件に巻き込まれる学芸員の田村と 名前は毎回出…
飛浩隆/著 早川書房 廃園の天使三部作の一作目。 でも、まだ三作目は出てないらしいんだが 二作目の『ラギット・ガール』が読みたいんだ。 1000年も断絶された架空世界に住むAIたちに突如襲いかかる蜘蛛たち。 AIたちはプログラミングされた存在でしかないの…
林静一 小学館文庫 <収録作品> 『赤色エレジー』『赤とんぼ』 古いバージョンなので収録作品少なめ。 今入手できる小学館文庫の方が収録作品多いみたい。 「幸子と一郎の物語」と歌う あがた森魚の「赤色エレジー」は聴いた事あるのに 元ネタの本作は初読…
リュドミラ・ウリツカヤ/著 前田和泉/訳 新潮社 会話、手紙、日記、録音等様々な方法で記録された資料を まとめて構成した物語。フィクションなのだけど、作者も時々出てくる。 第二次大戦を生き延びたユダヤ人、というだけでも ドラマがすでにあるのだが、 …
角田光代/著 毎日新聞社 なかなか重いテーマであった割には ぐいぐい読ませる。 幼少時にあった家族ぐるみのキャンプがいつしか消滅し、 親たちは何やら秘密を隠している。 その後、大人になった子供たちが真実を知る事になる。 衝撃的な事実だったが、結果 …
大森望/編 創元SF文庫 <収録作品> 『大風呂敷と蜘蛛の糸』野尻抱介 『幸せになる箱庭』小川一水 『鉄仮面をめぐる論議』上遠野浩平 『嘔吐した宇宙飛行士』田中啓文 『五人姉妹』菅浩江 『魚舟 獣舟』上田早夕里 『A』桜庭一樹 『ラギッド ガール』飛浩隆 …
アンドレイ・クルコフ/著 前田和泉/訳 新潮社 主人公は一貫して同じだが、章ごとに時代が変わる話。 古典とは違って、人名がわかりやすい現在ロシア文学。 正確にはウクライナだけど。 どちらかというと学歴も職歴もダメダメ青年だった主人公が なぜ大統領に…