2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

淵の王

舞城王太郎/著 新潮社 三編からで二人称視点の話。 超常現象ぷらす異様な人間が出てくる。 「淵の王」は結局何を指したのだろう。

白暮のクロニクル 第10巻

ゆうきまさみ 小学館 一応、羊殺しの犯人は逮捕? ということでいいのかな。でもいろいろな 謎がまだ残っているのでそれは次巻で解決?

フイチン再見! 第9巻

村上もとか 小学館 次回で最終巻。 女性漫画家初の小学館漫画賞受賞、 『フイチンさん』の連載終了、健康の不安など 終わりに近づいてきた。 としこの性格の問題点も描かれている。

トクサツガガガ 第9巻

丹羽庭 小学館 吉田さん家でのお泊まり映画鑑賞会の会が やはり一番よかった。 微妙なダメ映画はお酒を飲みながらツッコミ入れて 観るのが楽しいよね。

震災風俗嬢

小野一光/著 太田出版 震災から時間は過ぎているが それでも全く色あせない生々しい記録であった

ミスター・メルセデス (上)(下)

スティーヴン・キング/著 白石朗/訳 文藝春秋 キング初のミステリ小説で 三部作の第一作目。 話全体は、割とベタな展開だがキングらしく 描写がエンタメしてうまいので読まされた。

「八月の砲声」を聞いた日本人 ― 第一次世界大戦と植村尚清「ドイツ幽閉記」

奈良岡聰智/著 千倉書房 第一次大戦大戦のときにドイツに在住していた 日本人がどうなったかという貴重な資料集。 当時の日本はドイツをお手本にしている学問等多く、 留学生が多かったりするのもだが、旅芸人もいて 結構バラエティに富んでいた。 後半の、…

居酒屋ぼったくり〈5〉

秋川滝美/著 アルファポリス あまり進展がなかった前巻に比べて大きく前進。 でも、ショッピングセンター完成と 季節はなかなか進まないのであった。

グラーグ―ソ連集中収容所の歴史

アン・アプルボーム/著 川上洸/訳 白水社 旧ソ連時代の、グラーグこと強制労働収容所の歴史。 ナチスドイツのユダヤ人に対する死の収容所に近いものがある。 普通の市民の人が政治犯として送り込まれたり、 その家族は「敵の家族」扱いされてたりの 実情が細…

ワカコ酒 第8巻

新久千映 徳間書店 7巻のミスは、発行するまで気づかなかった とのことね。8巻で訂正&書き下ろしがあり。 今回は、時々地方独自の料理が登場。

戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊

モリー・グプティル・マニング/著 松尾恭子/訳 東京創元社 ナチスドイツが一億冊焚書をしたのに対し、 アメリカでは戦地の兵隊へ約一億四千万冊を送った ノンフィクション。 最初の、図書館員の活動やペイパーバック誕生等は面白かったが 活動が全てうまくい…

モスクワ攻防1941―戦時下の都市と住民

ロドリク・ブレースウェート/著 川上洸/訳 白水社 旧ソ連での第二次世界大戦でのドイツとの攻防。 当時のモスクワ市民の活動がつぶさに書かれて読み応えがある。 モスクワは陥落しなかったが、多数の人命が戦闘によって失われるが、 その間もスターリンの粛…

大統領の秘密の娘

バーバラ・チェイス=リボウ/著 下河辺美知子/訳 作品社 長すぎ! たぶん半分の長さでまとめられる内容ではある。 第3代大統領のトマス・ジェファソンの娘と称する ハリエット・ヘミングの歴史小説。 最初打診されていたトニ・モリスンが小説化していたら ど…

ハクメイとミコチ 第5巻

樫木祐人 KADOKAWA 二人が住む、 マキタナがどんな街かも徐々に明かされてくるのも楽しい。 また、相変わらずご飯が美味しそう。

心はあなたのもとに

村上龍/著 文藝春秋 村上龍で純愛恋愛小説が 読めるとは。不倫ではあるけど 男側の家族が希薄だからあまり気にはならない。 風俗をきっかけなのは村上龍ぽいかもだけど。 糖尿病の種類があることや 2000年代前半のセレブの生活を垣間見ることが できるところ…

アメリカ黒人姉妹の一世紀―家族・差別・時代を語る

セラ・ルイーズ・デレイニィ、アニー・エリザベス・デレイニィ、 エイミー・ヒルハース/著 樋口映美/訳 彩流社 1990年代時点、103歳と101歳の姉妹が語るアメリカ史。 父親が子どものころは奴隷で南北戦争後の奴隷解放を経験している。 彼女らがおそらく同世…

眩暈

島田荘司/著 講談社文庫 昔の作品はどうだっけということで 読んでみた。 文章は昔の方がやはり重厚感があった。 謎の解明・トリックはトンデモというか 景気が良い時代ではないと困難なものでスケールが 大きいことに驚き。

屋上の道化たち

島田荘司/著 講談社 御手洗潔シリーズ50作目! らしい。 家人も言っていたが、ラノベ色が強い内容だった。 文章も昔の重厚さがなくとても軽いものだった。 真相トリックが偶然を呼びすぎ!

翼を持つ少女 BISビブリオバトル部

山本弘/著 東京創元社 読者対象年齢の想定は 登場人物と同じ中高生だろうが、 説教臭さや出てくる本の種類が難解な気がした。 ここで紹介された本を読みたいと 思わせればよいのかも。

西東京市白光団地の最凶じいちゃん・イワオ(74) 1

戸梶圭太/著 オークラ出版文庫 タイトルから察するとおり、 暴力に満ち溢れていて少しだけSF設定あり。

チョコレート・アンダーグラウンド

アレックス・シアラー/著 金原瑞人/訳 求龍堂 以前から気になっていた本。 前半のチョコレート密造よりも後半の革命の方が勢いがあった。 児童書の体裁ではあるが、チョコレート(自由)を奪われないために、 何をすべきかは考えさせられた。

茨姫はたたかう

近藤史恵/著 祥伝社文庫 白馬の王子様とストーカーは 違いがあるのか? 確かにどっちも同じようなものだなと納得する話だった。 シリーズもの(本作は二作目)と知らずに読んだが 特に支障はなかった。