2017-01-01から1年間の記事一覧

サイズ14でもでぶじゃない

メグ・キャボット/著 中村有希/訳 創元推理文庫 前作よりもサイズアップ! でもまだアメリカ人の平均と言い張ってる。 また寮で殺人事件が発生するが、 こちらも前作よりも残虐になっていて 学生寮に人が集まるのか心配。

イングリッシュローズの庭で

ミシェル・マゴリアン/著 小山尚子/訳 徳間書店 児童書というよりYAに分類されるかと。 疎開先でローズが成長する物語。 ところどころ生々しい描写が。 第二次世界大戦時のイギリス田舎町が舞台だが、 第一次世界大戦の頃の階級社会や 未婚女性の扱いなどと…

キャッツ・アイ

マーガレット・アトウッド/著 松田雅子、松田寿一、柴田千秋/訳 開文社出版 少女時代に受けたいじめのエピソードが リアルすぎで胸が痛くなった。 主人公が画家になる原点でもあるが。 いじめ以外の子ども時代の描写が とても生き生きしていて美しい。

どすこい。

京極夏彦/著 集英社文庫 最後まで読めたが、京極夏彦の コメディものは自分には相性良くない。 ドタバタがなんだか疲れてしまうのであった。

サイズ12はでぶじゃない

メグ・キャボット/著 中村有希/訳 創元推理文庫 サイズ12(15号)はアメリカ人女性の平均とは! サスペンスユーモアミステリ。 主人公の元アイドルで現NY大学寮の副寮母である ヘザーがいい感じ。恋愛部分は、アメドラぽい。

北京から来た男 (上)(下)

ヘニング・マンケル/著 柳沢由実子/訳 東京創元社 北欧でも、全共闘世代がいたんだな、というか 当時世界中で流行していたということか。 現代部分の中国人の描写が神秘的なのに違和感だった。 西洋人にとってはまだそういう感覚なのだろうか。

百鬼夜行抄 第17巻

今市子 朝日コミック文庫 律と青嵐の関係が終わりそうなのか というよりも、青嵐の寿命が危うくなってきて 今後の展開が気になるところ。

アーナルデュル・インドリダソン/著 柳沢由実子/訳 東京創元社 ホテル内でクリスマス直前に起こった、ドアマン殺人事件。 話が進むにつれて、被害者の悲しい過去が明らかになるのと並行して 前作から続いているエーレンデュル捜査官と娘との 問題と、彼の子…

聖なる黒夜〈上〉〈下〉

柴田よしき/著 角川文庫 結構読み易いけど、 BL描写はさらっとして欲しかった。 ここで書かれている主要登場人物は 著者のシリーズものにも出ているらしい。

父フロイトとその時代

マルティン・フロイト/著 藤川芳朗/訳 白水社 ジークムント・フロイトの長男である マルティンの自伝。 ここで書かれるフロイトは、精神分析専門家の姿ではなく 家族の中の父親としての姿である。 オーストリア在住の、それほど信仰深くない ユダヤ人家族と…

石に刻まれた時間

ロバート・ゴダード/著 越前敏弥/訳 創元推理文庫 冒頭で、語り部の妻が死亡するので その謎を解くミステリかと思ったら、 奇妙な建築物のアザウェイズにまつわるホラーだった。 スパイ問題のエピソードは果たして必要だった?

戦いの虚空  老人と宇宙5

ジョン・スコルジー/著 内田昌之/訳 ハヤカワSF文庫 13のエピソードから構成されている。 ジョン・ペリーは今回は登場せず、 軍の同期のハリーがメインを張っている。 後半は良かったが、前半が物語に入り込めなかった。 ハリーの優秀度が浮き彫りに。

悪魔はすぐそこに

D・M・ディヴァイン/著 山田蘭/訳 創元推理文庫 本作の大学運営の裏話的なものが、 大学職員だった経験を活かしている。 複数登場人物の視点で物語が進むことによって 犯人が誰かを分かりづらくさせているテクニックがうまい。

きのう何食べた? 第13巻

よしながふみ 講談社 ケンジも50歳に、ということで 登場人物たちが皆徐々に老け感が出ている。 シロさんがどんどん性格が丸くなってて セリフにハートマークが出てくるとは!

結婚のアマチュア

アン・タイラー/著 中野恵津子/訳 文春文庫 ごく普通の夫婦の60年に及ぶ生活。 結婚30周年の直後で離婚してしまうが その過程は割と納得ができた。

シートン動物誌〈1〉ピューマの遊び心

アーネスト・トンプソン・シートン/著 今泉吉晴/訳 紀伊國屋書店 「動物記」は動物の物語だったが、 本作は「動物誌」なので動物の生態が書かれている。 とはいえ、対象動物の簡単なエピソードもあるのが楽しい。 シートンの動物画がいろいろ見られるのも良…

三秒間の死角 (上)(下)

アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム/著 ヘレンハルメ美穂/訳 角川文庫 潜入捜査員パウラがどう生き延びるのかに ハラハラするサスペンスもの。 タイトルの意味が最後の最後でわかる。

農ガール、農ライフ

垣谷美雨/著 祥伝社 立て続けに同作者の本を読んでみてだが、 会社に属さない働き方に行く流れが好みなのかなと思った。 本作は、33歳にして派遣切り、恋人の破局、住む家がなくなる、 が同時に発生したのをきっかけに農業を目指す女性が主人公。 現代の農業…

リセット

垣谷美雨/著 双葉社 人生が嫌になった47歳の同級生女性三人組が とあることをきっかけに、30年前に戻って 人生をやり直そうとする話。 人生2巡目では、見た目は若返っても リセット前に記憶がある設定であるが それでもうまくいかない様が面白い。

毒の目覚め (上)(下)

S・J・ボルトン/著 法村里絵/著 創元推理文庫 とにかくも蛇がうじゃうじゃ出てくるのが不気味。 ただ、毒蛇事件はホラーではなく ある人物が意図的に蛇を放っているというのがわかるので むしろ蛇虐待で可哀想だった。 ゴシックミステリとなっていたけど、途…

三本の緑の小壜

D・M・ディヴァイン/著 山田蘭/訳 創元推理文庫 少女連続殺人事件の謎。 イギリスって夏は夜がなかなか暗くならないのを初めて知った。 犯人は意外だった(というのも怪しすぎな容疑者がいっぱい)けど その動機はなかなか身勝手。

バッカーノ!1935-D Luckstreet Boys

成田良悟/著 電撃文庫 Dで完結してなくて、Eへ続く。Eはまだ未発行。 読む間が空くと内容忘れそうだから、まとめて読みたかった。 「転」の割にはあまり話は進んでいなかった。 セントラルパークの部分はEへの伏線か、各登場人物の 立ち位置を彼ら自身が確認…

バッカーノ!1935-C The Grateful Bet

成田良悟/著 電撃文庫 カジノパーティーが開催。 ここで起承転結の「承」ということか。 話の進み方がゆっくり。

バッカーノ! 1935-B Dr. Feelgreed

成田良悟/著 電撃文庫 Aに引き続き、過去登場の登場人物が続々。 そんな中、フィーロとネイダーが本作の主役ということ? まだまだ出だしの状態。

バッカーノ! 1935-A Deep Marble

成田良悟/著 電撃文庫 シリーズ完結編へのカウントダウンに 一冊使っている。 過去登場した人物たちが続々登場。

獣たちの庭園

ジェフリー・ディーヴァー/著 土屋晃/訳 文春文庫 1936年ベルリンオリンピック直前の夏を舞台にした 歴史ミステリ、というか冒険小説かな。 主人公の殺し屋がタフすぎる。 殺し屋なのに、正義感強いのでトラブルに自ら巻き込まれたりする。 あと、主人公を追…

魔法使いの嫁 第8巻

ヤマザキコレ マッグガーデン カタルフィスのせいでもあるが、 エリアスの心無い配慮によって チセがお怒りに。

亜人 第11巻

桜井画門 講談社 冒頭から、ネタバレ風な回想シーンがあった。 今度こそ、佐藤との最終決戦になるのかな。 佐藤の作戦狡猾すぎ。田中が相変わらず可哀想なことに。 もう一人の可哀想キャラの戸崎さんも大変なことに。

あなたのゼイ肉、落とします

垣谷美雨/著 双葉社 すぐに『あなたの人生、片づけます』の姉妹編だとわかったので 安心して読めた。 『片づけます』と構成は同じで結末は爽やか。

主よ、永遠の休息を

誉田哲也/著 実業之日本社文庫 武士道シリーズのような、 ややのほほんとした登場人物の語り文なのに 事件の内容や結末の救いなさが 姫川シリーズに近い感じに違和感を感じながら読了。