六月の雪

六月の雪

乃南アサ/著 文藝春秋

 

声優の夢が破れたアラサー女性が
祖母の故郷である台湾を旅する一週間。
6月の台湾の描写が鮮やか。
日本統治時代に触れるので歴史の話は出るのは予想してたが
シリアスすぎる家族間の問題話が
意外にも物語内の割合が多くて重苦しい。
唐突なラストエピソードはびっくりというか悲しすぎる。