世界でも類をみない悲惨だった船難事件なのに最近までタブーだったらしい
ヴィルヘルム・グストロフ号事件を題材にした小説。
事件当時と現在の出来事が蟹の横歩きのように
行ったり来たりとして全容をつかむのがわかりづらいが、
後半の裁判のところは唸らさせる。
しかし、グラスというと古典になってる『ブリキの太鼓』が有名だが、
本作ではネット世界が重要なキーとなっているのに
グラスって結構今時の文化も取り入れるんだな、と時代の流れを感じるのであった。
世界でも類をみない悲惨だった船難事件なのに最近までタブーだったらしい
ヴィルヘルム・グストロフ号事件を題材にした小説。
事件当時と現在の出来事が蟹の横歩きのように
行ったり来たりとして全容をつかむのがわかりづらいが、
後半の裁判のところは唸らさせる。
しかし、グラスというと古典になってる『ブリキの太鼓』が有名だが、
本作ではネット世界が重要なキーとなっているのに
グラスって結構今時の文化も取り入れるんだな、と時代の流れを感じるのであった。