父の肖像

父の肖像

辻井喬/著 新潮社

辻井喬こと堤清二が書いた

父・堤康次郎の伝記小説。

滋賀の田舎の農民から立身出世して

政治家および実業家として西武王国を築き上げた人物だが

本作では、家族から見た堤康次郎の姿を描いている。

途中で著者自身の出生の秘密の話に

紙面を割かれているが、そこはフィクションらしい。

堤康次郎への著者の葛藤を表しているのか。