2021-10-07 苦悩する男 (上)(下) 読書の記録_国外作家ま行 ヘニング・マンケル/著 柳沢由実子/訳 創元推理文庫 ヴァランダーシリーズ最終作。 ヴァランダーも60歳になり引退を考える年齢に。 警察署のメンバーが2人以外総入れ替えしていたり、 孫娘が誕生、身近な人の死など 事件の話は別としても総決算的な内容になっている。 しかしヴァランダーがアルツハイマーを発症して (話途中でもしばしば記憶喪失描写が何度も出る) フェードアウトする結末が感慨深いというかなんというか複雑。