2006-12-30から1日間の記事一覧
吉村昭 文春文庫 大正12年9月1日午前11時58分に起こった関東大震災。 当時の資料や証言などをまとめた作品。 こういうの読むと現実世界の恐怖話はフィクションを超える。 地震直後の大火災、デマによる大虐殺(というか、最初に 発言した人は悪質過ぎ。思考…
宮本常一/ほか監修 平凡社ライブラリー 格差社会、ワーキング・プアだとか言われる 現代社会だからこそ読むといいかも。 第1巻はかろうじて最低限の生活で生きている人々の話。
東條由布子 文春文庫 孫娘が書いた私の部分の話なため、 東条英機のイメージ像が少し変わるかも。
荒俣宏 ちくま文庫 まあ、タイトル通りといえよう。この中で面白かったは 「悪魔の肖像を描いた画家」「妖精に憑かれた家系」だった。 「妖精~」はコナン・ドイルの父の話。
那須正幹 ポプラ社 中年版、またしても児童書コーナーで販売中だった。 早速メタボリック症候群が出てくる、流石は那須先生。 マコが再登場! で、前作よりもオールドファンにとって 今作は面白かった。なにより、女性キャラクターの 嫌な性格部分を描きかた…
よしながふみ 白泉社 家光の頃の話。次巻も続くのか。 とにかくも非情な世界観で続きが気になる。 鎖国が解ける理由が、鎖国をする理由でなんとなく読めるのだが。
若杉公徳 白泉社 1巻よりも笑えます。根岸のオシャレ趣味が 90年代の渋谷系っぽいという、 現在から見ると少し古めな所だけど、 クラウザーさん世界との比較としてはわかりやすい。 (作者が同世代だからか)