2020-01-01から1年間の記事一覧

神は細部に宿るのよ 第6巻

久世番子 講談社 前出たのが2年前だったか? でも流行はそれほど大きく変わっていない気がする。 書かれているツッコミはあるあるだった。 次も出るとしたらコロナネタがあるのだろうか。 (過去の巻でマスクをテーマにした話はあったが)

ヤマンタカ 大菩薩峠血風録

夢枕獏/著 KADOKAWA 『大菩薩峠』をやっと読了したので それを下敷きにした小説を読む。 元ネタの第一巻に収録されている 御岳神社の奉納武術試合を軸にしている剣豪小説。 机竜之助が主役ではなく、土方歳三が主役。 夢枕獏自身が原作全部読んでいないと あ…

刻まれない明日

三崎亜記/著 祥伝社 『失われた町』の続編。 前作で起こった事件から10年後が舞台。 以前関わった登場人物たちが再び出てきて 心の決着をつける。

大菩薩峠〈20〉

中里介山/著 ちくま文庫 未完だけど20巻で完結。 勝小吉の自伝引用がまだ続いているのは 少々呆れた。しかもカタカナ文章になって読みづらい。 最後の話のオチが終わらせる気が全くしないという内容。

大菩薩峠〈19〉

中里介山/著 ちくま文庫 話は進まずだが、この段階にきて 新撰組が久々の登場、複数の登場人物と接触と 幕末のいつの時代だ? という状況に。 あと、勝小吉の自伝の引用がページ稼ぎかというくらい長い。 自伝に対する神尾主膳のツッコミは面白かったが。

ライフ・アフター・ライフ

ケイト・アトキンソン/著 青木純子/訳 東京創元社 死ぬたびに人生やり直し、 デジャヴュ状態で記憶している 永遠に続けるのは辛いな。 自然死なら終わるのかと思ったが また生まれたときに戻ってぞっとした。 インフルエンザと戦争関連の死亡率が高すぎる。

大菩薩峠〈18〉

中里介山/著 ちくま文庫 一旦離れた机龍之助とお雪ちゃんが また一緒になって大変なことに。 と予想しそうなのに引き合わせたお銀様いいのか? ラストお銀様別件でお怒りではあったが。

大菩薩峠〈17〉

中里介山/著 ちくま文庫 恐山からやってきた柳田平治という 登場人物が新たに登場、とまだ新たな人物出るのか。 話が進むようで進まないまま終わってしまいそう。

失われた町

三崎亜記/著 集英社 これも幻想小説だった。 30年に一度起こる町の「消滅」に関わる人たちを描く。 町が意思を持つらしいが、都市では発生しないという世界も謎。

ピース

ジーン・ウルフ/著 西崎憲、館野浩美/訳 国書刊行会 一見ウィア老人の人生回想話なのだけど 読み進みほど幻想的な世界となって 謎は謎のまま話が進み不思議な感覚に陥った。

大菩薩峠〈16〉

中里介山/著 ちくま文庫 関ヶ原で土地を購入したお銀様。 この土地でユートピアを創ろうとしているあたりが 作者の思想がもろに反映しているらしい。

大菩薩峠〈15〉

中里介山/著 ちくま文庫 読むのが面倒になったけどあと5巻なので 最後までつきあおうという感じ。 登場人物の話でいいところまでいくと 場面転換して別の登場人物の話になるので散漫としている。

世界の終わりの七日間

ベン・H・ウィンタース/著 上野元美/訳 早川書房 三部作完結。 本作ではいよいよ小惑星が地球に衝突するまで あと一週間となっている。 行方不明になった妹のニコを探すことが話のメイン。 荒廃する世界の中でヘンリーが出会った 滅亡を知らないアーミッシュ…

ゴールデンカムイ 第23巻

野田サトル 集英社 北海道に戻って各陣営が動いていて 面白さを取り戻した。 シリアスと笑いを行ったり来たりと 感情が忙しい巻だった。 シマエナガ、予想はついていたけど笑っちゃった。

作りかけの明日

三崎亜記/著 祥伝社 なんだか前作があったのを途中から 読んでしまったかの錯覚に陥ったが 前作は特にないみたいであった。 人の思念を抽出し純粋な思念として供給するという ディストピアな設定なのは面白かった。

カウントダウン・シティ

ベン・H・ウィンタース/著 上野元美/訳 早川書房 三部作二作目。 小惑星が地球に衝突するまであと七十七日の世界。 刑事をクビになったヘンリー・パレスだが 知人の夫が失踪した事件を追う。 事件自体のミステリ要素は薄めであるが この時点で、電気やガゾリ…

地上最後の刑事

ベン・H・ウィンタース/著 上野元美/訳 早川書房 半年後に小惑星が地球に衝突して滅亡するとされる世界。 舞台設定がとにかく変わっている。 刑事になって二ヶ月ばかりの ヘンリー・パレスが主人公の三部作の一作目。 ヘンリーは粘り強いけど結構面倒臭い性…

少年は残酷な弓を射る (上)(下)

ライオネル・シュライヴァー/著 光野多惠子、真喜志順子、堤理華/訳 イースト・プレス 2005年英オレンジ賞受賞作。 物語のクライマックスはコロンバイン高校銃乱射事件と同時期に設定されている。 少年犯罪の加害者自身や被害者ではなく 加害者の母親が語り…

二度目の人生アニメーター 第5巻

宮尾岳 少年画報社 タバコを一服で過去未来を行き交うなんて もう過去でアニメ業界に関わったことで 未来が変わっていて少し怖い。 主人公うっかりできない。 学生編が終わり社会人へ突入。

蘆屋家の崩壊

津原泰水/著 集英社 <収録作品> 『反曲随道』『蘆屋家の崩壊』『猫背の女』 『カルキノス』『ケルベロス』『埋葬虫』 『水牛群』 幻想的なホラー連作短編集。 表題作はベタなタイトルなのに東洋と西洋が混じっていて かつタイトルから連想させられるオチな…

風の鍵

鳥井架南子/著 講談社文庫 ジャズバンドメンバーの複雑な関係で 各メンバーが一人の女性が加入したことで 翻弄されていくが……。 ドロドロしているのにサクサク読める。

修道女の薔薇

キャロル・オコンネル/著 務台夏子/訳 創元推理文庫 失踪した修道女と盲目の甥を探すことになる。 マロリーがどんな人物か触れられているが 前作同様複雑でわかりづらい。

カッティング・エッジ

ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/訳 文藝春秋 リンカーン・ライムシリーズ14作目。 これで最新作まで追いついた。 登場人物表でアメリア・サックスが リンカーンの妻と記載されているのがいい。 ダイヤモンドに固執する犯罪者を追う。

大菩薩峠〈14〉

中里介山/著 ちくま文庫 「弁信の巻」途中からと「不破の関の巻」 机竜之助がお雪ちゃんと別れてお蘭と旅たつ。 お雪ちゃんは弁信とやっと再開したが、 なんだか心根がかみ合わずだが一緒に別天地へ向かう。 駒井一行も船が出航して仙台へ向かう。 などなど…

大菩薩峠〈13〉

中里介山/著 ちくま文庫 「勿来の巻」と「弁信の巻」途中まで。 何気に、イヤなおばさんが死亡してからの方が 活躍しているではないか。 とにかく死亡してからも周囲に迷惑をかけまくっている。

ブラック・スクリーム

ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/訳 文藝春秋 リンカーン・ライムシリーズ13作目。 本作はイタリアが舞台で、 イタリア版ルーキーな森林警備隊員が 目立っていた。というか、検察官なども NYよりもアクが強い。 事件の真相がアメリカの闇?

スティール・キス

ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/訳 文藝春秋 リンカーン・ライムシリーズ12作目。 犯人追跡途中に起こったエレベーター事故事件。 この民事事件が、殺人事件と関連していた。 このシリーズは執筆当時の最新テクノロジーを扱っているが 今回はIOT家…

大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック 第6巻

植芝理一 講談社 完結。 実に彼女ができてから フラッシュ・バック現象が発生しなくなってよかった。 実の父親の霊のせいでフラッシュ・バック現象が 発生したということにしておこう。

男坂 第9巻

車田正美 集英社 前の話がもう思い出せない状態で読んでいる。 寄らないはずの京都へ行かざるえない状態に。

大菩薩峠〈12〉

中里介山/著 ちくま文庫 道庵先生&米友組と、お角&お銀様組が その他登場人物も名古屋に集結。 米友・お角・お銀様が三すくみ関係になって笑えた。 机竜之助とお雪ちゃんは白骨温泉を出て 白川郷を目指して旅を再開。