吾妻さんの漫画、まともに読むのこれが初めて。
『ななこSOS』のアニメ(原作だよね?)
はかすかに覚えてるくらいだ。
本作は、ホームレス編、ガス配管工編、漫画家生活編、アル中編、
と全部本人実話(!)を元に描かれてる。
こういう、全編重たいテーマだとたいていは
暗い内容になりがちなのだが、
可愛い絵柄でユーモアがあって……なおかつ自分の体験を
客観的視点で描かれているため、予想以上に面白かった。
続編があるとかないとか、あるとしたら凄い楽しみ。
芸術がいやになるとホームレスになり、
ホームレスがいやになると、肉体労働がしたくなり、
肉体労働に疲れると、また芸術がやりたくなる、
というの、なんとなくわかる(けど、実践はしないが)。
……読後直後は、本当にいろいろ感じるものがあったけど
時間がたったのでこんな感じで。
でも、今年読んだ本(活字・漫画含む)で今のところ
一番である。