2005-10-19 山の音 読書の記録_国内作家か行 川端康成 新潮文庫 昭和20年代が舞台で、 鎌倉の季節によって色合いが異なる自然風景の描写は美しい。 いいのは文章くらい? これを読む限り、登場人物の年齢はプラス10歳加算を イメージで読まないとつかみにくい。 ここで書かれる家族は、 穏やかな雰囲気な文章なのに暗い状況に置かれいている。 一応、嫁の立場で読んでみたけど、 (主人公の舅には感情移入はどうしてもできない) いくら可愛がられても、同居はしたくないなあ。 そうでなくても、主人公の物忘れと妄想度の高さは いったい……。