飢餓海峡

(上)(下)

水上勉 新潮文庫

裏表紙のあらすじ内容ばらし過ぎなのだが、

内容がわかっていても、ラストに感動。

戦後直後の混乱期から昭和30年前後を背景に起こった

殺人事件を軸に

八重の純粋さ、樽見の心の背景にある暗い闇、

刑事達の執念が、入り交じって大団円へ向って行く様が素晴らしい。