戦中派復興日記

山田風太郎 小学館

昭和26年、27年の日記。

戦後の日記は専業作家になってからか、

そう詳細に書かれていないので、地味な印象であるが、

この巻は啓子夫人との結婚前夜的な内容。

気になるのが、小学館はこの日記を全て実名のままで出してるの?

啓子夫人およびその家族への結婚へのアプローチと並行して、

別の女性とつきあっている形跡が……女性の名前(仮名)となってないけど

まだ生存している人もいるのに大丈夫なのか? 

と余計な心配をしてみたり。

しかし一番すごいのは高木彬光の私生活みだれっぷりかもな。