2006-11-01 幸田文 ちくま日本文学全集 読書の記録_国内作家か行 幸田文 筑摩書房 <収録作品> 『勲章』『姦声』『髪』 『段』『雛』『笛』 『鳩』『黒い裾』『蜜柑の花まで』 『浅間山からの手紙』『結婚雑談』『長い時のあと』 『みそっかす』『対談 樹木と語る楽しさ』 文章の特徴は擬音が多く、皮膚感ある気がするがどうだろう。 ここで収録されているのは、 娘から見た幸田露伴、その一族の話が多い。 『みそっかす』に代表されるように、夭折したきょうだいたちに 比べて落ちこぼれというか、ダメな子エピソードばかりなのが気になる。 結果的にはダメな子じゃないのに。