幸田文 ちくま日本文学全集

幸田文 筑摩書房

<収録作品>

『勲章』『姦声』『髪』

『段』『雛』『笛』

『鳩』『黒い裾』『蜜柑の花まで』

浅間山からの手紙』『結婚雑談』『長い時のあと』

『みそっかす』『対談 樹木と語る楽しさ』

文章の特徴は擬音が多く、皮膚感ある気がするがどうだろう。

ここで収録されているのは、

娘から見た幸田露伴、その一族の話が多い。

『みそっかす』に代表されるように、夭折したきょうだいたちに

比べて落ちこぼれというか、ダメな子エピソードばかりなのが気になる。

結果的にはダメな子じゃないのに。