百鬼夜行抄 第4巻

今市子 朝日ソノラマ文庫

文庫版は現在8巻までなので、現段階の折返し地点となる。

時間経過としては、律の浪人時代から大学入学直後くらいまでと、

律の祖父(飯嶋蝸牛)が若い頃の話が収録。

この巻は今までのに比べると怖い話が多いかな。

人形の話が一番怖い。というより、

赤間(3巻から出てくる妖魔)が出てくると展開が怖くなりがちだ。

ところで、飯嶋の家のモデルは蝸牛庵(幸田露伴の家ね)らしいね。

だから蝸牛なのか? なんか泉鏡花っぽいのにね。