2007-02-16 真夜中の檻 読書の記録_国内作家は行 平井呈一 創元推理文庫 平井呈一といえば『吸血鬼ドラキュラ』をはじめ、 20世紀前半以前の怪奇小説 (ホラーだけど、幻想文学な雰囲気のものが多い)の 翻訳家で有名。 『真夜中の檻』『エイプリル・フール』という、 本人によって書かれた正統派怪奇小説。 その他は、怪奇小説関係のエッセイが収録されている。 怪奇小説愛好がよく伝わっていて退屈しない内容。 メモとして、上野の和菓子店「うさぎや」の創業者が 平井呈一と二卵性双生児の兄。 荒俣宏の平井呈一についての思い出話で、 常連店扱いで「うさぎや」が出てくるのが納得した。