アガーフィアの森

ワシーリー・ペスコフ/著 河野万里子/訳 新潮社

1980年代始め、

野生動物しかいないシベリア奥地の森にて、

30年以上自給自足を送っていた家族が発見された。

信仰のため俗世の世界から離れたルイコフ一家。

自給自足については、発見された当時、

彼らは作物や住居はともかく衣類まで自作していたとは。

家族の末娘アガーフィアは、

家族以外の人間を見たこともなかったのが

人々と接触することで、積極的に自分の世界を広げて行く。

ただし、現代も森を出る事はせずに暮らしているらしい。