2007-03-11 アガーフィアの森 読書の記録_国内作家は行 ワシーリー・ペスコフ/著 河野万里子/訳 新潮社 1980年代始め、 野生動物しかいないシベリア奥地の森にて、 30年以上自給自足を送っていた家族が発見された。 信仰のため俗世の世界から離れたルイコフ一家。 自給自足については、発見された当時、 彼らは作物や住居はともかく衣類まで自作していたとは。 家族の末娘アガーフィアは、 家族以外の人間を見たこともなかったのが 人々と接触することで、積極的に自分の世界を広げて行く。 ただし、現代も森を出る事はせずに暮らしているらしい。