テロルの決算

沢木耕太郎 文春文庫

読了は月曜だったのだが、

その後長崎市長殺害事件が……うああ……。

昭和35年10月12日、日比谷公会堂にて

社会党委員長浅沼稲次郎が17歳の少年に刺殺された事件があった。

本書は、犯人の少年山口二矢(おとや)、

被害者である浅沼稲次郎

事件が起こるまでの二人の人生が美化されずに書かれている。

事件の当日の二人の行動が死に向うフラグだらけなのがぞっとした。

とにかくも、暴力による行為は駄目。

ということがとてもよくわかった。

どうでもいい感想としては、

当時は実名報道なのだな、とか

加害者親族の氏名は実名ぽいので、

長男のその後の人生は気になる、とか

17歳で高校中退なのに、大学に入学できたって何?

とかいろいろ。