不思議のひと触れ

シオドア・スタージョン/著 大森望白石朗/訳 河出書房新社

<収録作品>

『高額保険』『もうひとりのシーリア』『影よ、影よ、影の国』

『裏庭の神様』『不思議のひと触れ』『ぶわん・ぱっ!』

『タンディの物語』『閉所愛好家』『雷と薔薇』

『孤独の円盤』

スタージョン不思議短編集。

どれも読後感がいいんだよなあ。

児童虐待テーマ? の『影よ、影よ、影の国』

私小説風なのにSFな『タンディの物語』、

そして表題作にもなっているロマンティクな雰囲気な

『不思議のひと触れ』が特に良かったです。

ただ、大森氏の翻訳は読みづらいけど……。

セレクションはとてもセンス抜群なのになあ。