最後のウィネベーゴ

コニー・ウィリス/著 大森望/編訳 河出書房新社

<収録作品>

『女王様でも』『タイムアウト

『スパイス・ポグロム』『最後のウィネベーゴ』

『女王様でも』『タイムアウト』は

女性作家ならではの発想のSF作品。

『スパイス・ポグロム』は日本製宇宙コロニーが舞台の

ドタバタ恋愛コメディで笑えた。

インチキ日本文化もコロニーという設定ならOK。

最近は、翻訳小説で日本人が登場場合は

それらしい漢字人名にするのが当たり前になってるのかな?

表題作の『最後のウィネベーゴ』は犬が絶滅している

近未来の話。時代を経るにつれて消滅するものへの

哀惜に浸るんだ。タイトルのウィネベーゴって何?

と思ったらキャンピングカーのブランド名なのね。

(近未来のアメリカのほとんどの州では

キャンピングカーをほとんど禁じているという設定がある)