いさましいちびのトースター

トーマス・M・ディッシュ/著 浅倉久志/訳 ハヤカワSF文庫

森の中にある夏別荘に

二年半以上もご主人様がやってこない。

とうとうちびのトースターはじめ、

電気毛布、掃除機、卓上スタンド、ラジオら

電化製品仲間が終結し、ご主人様の都会の家へと

旅立つのだった……。

電化製品たちの個性ある性格が可愛い。

森から都会へ行くまでのは、人間だとたいしたことないけど

電化製品ならではの苦労しなければならなかったり

様々な仕掛けがされているところが愉快だった。