分解された男

アルフレッド・ベスター/著 沼沢洽治/訳 創元SF文庫

いわくテンソル……

ベスター初長編作にして第1回ヒューゴー賞受賞。

23世紀、テレパシーを使える超能力者がいる社会で

完全犯罪を目論むライク(超能力なし)に対し、

彼を犯罪を暴こうとするニューヨーク市警の刑事部長で、

超感覚第一級(超能力のレベル最高峰)のパウエルとの対決。

超能力の表現を文体の工夫で表現しているのが

今でも古くさくない! しかもワクワクする構造なんだよなあ。

ベスターの長編は新しい方から古い方へと読了だったが、

内容のレベルやノリがほとんど変わらずだ。