いずれは死ぬ身

トバイアス・ウルフ他/著 柴田元幸/編訳 河出書房新社

<収録作品>

『ペーパー・ランタン』スチュアート・ダイベッグ

『ジャンキーのクリスマス』ウィリアム・バロウズ

『青いケシ』ジェーン・ガーダム

『冬のはじまる日』ブリース・D'J・パンケーク

『スリ』トム・ジョーンズ

『イモ掘りの日々』ケン・スミス

『盗んだ子供』クレア・ボイラン

『みんなの友だちグレゴール・ブラウン』シコーリャック

『いずれは死ぬ身』トバイアス・ウルフ

『遠い過去』ウィリアム・トレヴァー

『強盗に遭った』エレン・カリー

『ブラックアウツ』ポール・オースター

『同郷人会』メルヴィン・ジュールズ・ビュキート

『Cheap Novelties』ベン・カッチャー

『自転車スワッピング』アルフ・マクロフラン

『準備、ほぼ完了』リック・バス

『フリン家の未来』アンドルー・ショーン・グリア

表紙に収録作家名を載せずに編訳者名のみ、

というのは人気翻訳者の所以?

派手さはないがいいお話が多め。少々退屈なお話もあり。

ごく一部を除いて日本では無名な作家が多いから、

作者解説はあとがき扱いにせずに

タイトルと本編の間にして欲しかった。

何しろアメリカ、イギリス、アイルランド

英語圏ではあるがごっちゃに収録されていて、

本編の国がどこだか混乱してしまった。