野生の叫び声

ジャック・ロンドン/著 大石真/訳 新潮文庫

タイトルは知っている未読古典を読んでみた。

何不自由なく判事の家で飼われていたバックが、

誘拐されて過酷な雪橇犬に成長するが

それとともに野生の本能が目覚めてしまう。

人間とのつながりが愛情のみでそれが切れて

最後に完全野生化してしまう過程が少し切ない。

新潮文庫版は絶版らしく、今だとあすなろ書房版バージョンのみらしい。