食卓のない家 戦後ニッポンを読む

食卓のない家 (戦後ニッポンを読む)

円地文子/著 佐高信/解説監修 読売新聞社

連合赤軍の山岳リンチ殺人事件やあさま山荘事件

彷彿させる事件に加担し逮捕された青年の父親が主役。

事件が起こった後の遺された被害者家族の話は多いが、

一人の人間によって崩壊させられた加害者家族のその後を

書く小説は珍しいかも。

加害者家族の名字が鬼童子と相当変わっているのは

何かしらの意図があるのだろうか?