卵をめぐる祖父の戦争

卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1838)

デイヴィッド・ベニオフ/著 田口俊樹/訳 ハヤカワ・ミステリ

歴史エンタテイメントと裏表紙に書いてあるとおり、

ポケミスだけどミステリ寄りではないよ。

祖父から聞いた戦争話という形式だが、メタフィクションの傑作。

でも、ここで書かれた第二次大戦中にあった

ドイツ軍に包囲されて兵糧攻めにあったレニングラード

飢餓の状態は歴史的事実のようである。

かなり悲惨で、人食いもあったようだ。

本書の中では、人食い夫婦と出会った描写は少し笑いがあったりするけど。