フランシス・ホジソン・バーネット/著 猪熊葉子/訳 福音館書店文庫
『小公女』『小公子』は話を割と覚えているが
『秘密の花園』はぼんやりとした記憶しかないので再読してみた。
しかし、どうしても子ども目線では読めず大人目線で読んでしまうね。
メリーやコリンといった、愛情不足で育ち我が儘でひねくれてしまった
子どもたちが、<秘密の花園>と動物使い的な少年ディコンによって
本来の子どもらしさと健康を取り戻す過程がなぜだか感動してしまった。
いい子が主人公でないのは当時画期的だったろう。
それにしても、名作児童小説のご飯てなんて美味しそうな描写なんだろう。