忘れられた花園 (上)(下)

忘れられた花園 上 忘れられた花園 下

ケイト・モートン/著 青木純子/訳 東京創元社

意外にも正統なゴシックロマンスで満足。

1913年のオーストラリア行きの船にたった一人で乗船していた

身元不明の少女。その少女の孫にあたる女性が

祖母が何者だったかという謎の解明のため、1970年代に祖母が購入した

コテージがあるイギリスへ旅発つ。

途中、庭の描写が『秘密の花園』を連想させかつ関連したエピソードも出てくる。

細かい矛盾も確かにあるが、その当たりは目をつぶってもよいだろう。