心臓を貫かれて

心臓を貫かれて

マイケル・ギルモア/著 村上春樹/訳 文藝春秋

ゲイリー・ギルモア事件

について末弟が書いたノンフィクション。

訳はあまり春樹ぽくないけど読みやすいと思う。

死刑復活したばかりのユタ州で自ら死刑を望んで執行された、

ということでゲイリー・ギルモアは有名になったそうである。

死刑論はともかくとし、

ゲイリーが犯罪者として生きることになった、

めちゃくちゃな家族の背景が気味が悪い。

同じ扱いを受けても犯罪者にならなかった兄弟もいるんだが

分岐点はなんだったんだろう。