2012-12-29 心臓を貫かれて 読書の記録_国外作家か行 マイケル・ギルモア/著 村上春樹/訳 文藝春秋 ゲイリー・ギルモア事件 について末弟が書いたノンフィクション。 訳はあまり春樹ぽくないけど読みやすいと思う。 死刑復活したばかりのユタ州で自ら死刑を望んで執行された、 ということでゲイリー・ギルモアは有名になったそうである。 死刑論はともかくとし、 ゲイリーが犯罪者として生きることになった、 めちゃくちゃな家族の背景が気味が悪い。 同じ扱いを受けても犯罪者にならなかった兄弟もいるんだが 分岐点はなんだったんだろう。