女が嘘をつくとき

女が嘘をつくとき (新潮クレスト・ブックス)

リュドミラ・ウリツカヤ/著 沼野恭子/訳 新潮社

ジェーニャという女性が主人公の連作短篇集。

彼女が関わる女性たちのたわいもない嘘というか作り話が

とても魅力的だったりする。

そしてジェーニャのなんとも波乱万丈な人生も面白い。

最終話の展開には驚きの連続だった。

彼女の生きた1970〜90年代の旧ソ連の時代背景が

うっすら見えて興味深かった。