ルーツ(上)(下)

アレックス・ヘイリー/著 安岡章太郎、松田銑/訳 社会思想社

著者の祖先の物語。

最初のクンタ・キンテが一番長くて下巻の前半まで主役。

結構昔から、西アフリカではイスラム教が浸透していたというのはこの本で初めて知った。

あとはその孫のチキン・ジョージ

(というと楳図かずおの『14歳』が連想してしまう)の話が長い。

歴史的事実というよりもそれを元にしたフィクションぽさを感じた。

たまたまだが、訳者の一人の安岡章太郎が26日に亡くなったそうだ。