アメリカ黒人姉妹の一世紀―家族・差別・時代を語る

アメリカ黒人姉妹の一世紀―家族・差別・時代を語る

セラ・ルイーズ・デレイニィ、アニー・エリザベス・デレイニィ、

エイミー・ヒルハース/著 樋口映美/訳 彩流社

1990年代時点、103歳と101歳の姉妹が語るアメリカ史。

父親が子どものころは奴隷で南北戦争後の奴隷解放を経験している。

彼女らがおそらく同世代の一般の黒人と異なるのは、

当時の白人でも数少ない大学卒業という高学歴なことだろう。

両親ともが教育を重視していて、子ども10人全て

大学まで行かせたというのもすごい。

あとは、黒人としてのアメリカ人の考え方や

姉妹でも性格が真逆なところが面白かった。