2004-10-09から1日間の記事一覧

火宅の人

(上)(下) 檀一雄 新潮社(新潮文庫) 死の3カ月まえまで、20年間書き続けた小説。 主人公が小説家の桂一雄の次男の次郎の発病から死までの期間を書いたもので、 ほぼ私小説形式をとっている。実際には虚実部分もあるらしいけど、 この桂一雄の行動過多ぶ…