2016-01-01から1年間の記事一覧

伯林蝋人形館

皆川博子/著 文藝春秋 第一次大戦後のドイツを舞台にし 複数人物の人生が語られそれが一つになり全体像が浮かび上がる。 敗戦したドイツの退廃的な雰囲気が 蝋人形館の幻想的な雰囲気とぴったりだ。

『坊っちゃん』の時代 第2〜5部

関川夏央/作 谷口ジロー/画 双葉社 5部までで完結。 出てくる人たちの年齢の若さに改めて驚き。 それと東京(東寄り界隈)は昔は狭かったのだなあと。 森鴎外、石川啄木、幸徳秋水等各巻で メインとなる人物があるが やはりその中でも夏目漱石が突出。 特に5…

ヤング ブラック・ジャック 第11巻

手塚治虫/原作 大熊ゆうご/脚本 田畑由秋/作画 最初の無言劇の話が可愛かった。 メイン話で、シリアスな話の中で 謎の医師としてのブラック・ジャックがまた出ているに笑えた。

きのう何食べた? 第12巻

よしながふみ 講談社 表紙が、11巻の最終話のときの格好だ。 ちょこちょこ小さな事件が起こっているが シロさんの職場バレのフラグ? みたいなのが。 でもバレても、もはや問題ない気もするが。

代書屋ミクラ

松崎有理/著 光文社 論文専門代書屋という、架空の仕事をしている 青年の物語。 主人公が女性に惚れっぽくて毎回失恋していて 話のパターンがほぼ同じ。

刑務所なう。〈シーズン2〉

堀江貴文/著 文藝春秋 前作同様、ホリエモンは刑務所内でも 精力的に活動。すごく刑務所に馴染んていたのが笑えた。 あと面会に来る人たちが豪華。

弟の夫 第3巻

田亀源五郎 双葉社 最後の話での担任の先生の留守電メッセージが 不穏な空気なのが怖い。 前半の(たぶん)箱根旅行の話はとても良かった。 高校の同級生をとおして アウンティングの問題にも触れていたが、 カミングアウト済みのマイクみたいな人から 見た…

Another

綾辻行人/著 角川書店 分厚いが一気に読める。 ホラーミステリ。謎は解決するが超常現象もある。 主人公が空気読めない系なのでそれで 話が遠回りしている時は少しいらついた。

ヒトラーの建築家

東秀紀/著 日本放送出版協会 ヒトラーに見出されて ナチスドイツの軍需大臣まで勤めた 建築家アルベルト・シュペーアの伝記小説。 ヒトラーの数少ない友人のひとりでもあるというのが興味深かった。 また、シュペーアと絡めて 日本人建築家の谷口吉郎が出て…

アオイホノオ 第16巻

島本和彦 小学館 表紙もドラマにあった「サインくれよ」シーン ということである意味16巻はクライマックスまで来たか、 と思いきや後半で雁屋哲が登場! 大学卒業前までで完結した方が綺麗かなと思うのだが 引き伸ばしされるのかが不安。 前の巻の新谷かおる…

亜人 第9巻

桜井画門 講談社 圭くんと佐藤との直接対決も。 佐藤は本当に半端ないな。

編集ガール!

五十嵐貴久/著 祥伝社 いわゆるお仕事小説。 有楽町にある出版社で企画がとおったことで 経理から編集長に指名されることから始まる。 途中までは良かったが、後半がご都合主義よりもよくないかも。 作者が男性なためか女性の主人公の行動がやや不自然。

考えるマナー

赤瀬川原平ほか/著 中央公論新社 赤瀬川原平以外数人のエッセイが収録。 読売新聞で連載されていたものらしい。 2ページほどの内容だが人によって面白さが異なる。

怒りていう、逃亡には非ず―日本赤軍コマンド泉水博の流転

松下竜一/著 河出書房新社 刑事犯からテロリストへの転身といった人生を 送った泉水博の数奇な半生が描かれている。

居酒屋ぼったくり〈2〉

秋川滝美/著 アルファポリス シリーズ2作目。 内容は前作よりこなれてきたか。 優等生だが不器用同士の恋愛は進むのか。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 第5巻

浅野いにお 小学館 先輩の家にいた侵略者(というか先輩なぜ気づかない?)と 共同生活する展開になったかどでとおいたんたち。 不安になる部分も多いのだが、後半は恋愛話になっている。 お兄ちゃんが不憫だった。

トクサツガガガ 第8巻

丹羽庭 小学館 なるほど、ダゴンはゴジラがモデルだったのね。 と吉田さんが最近怖いのだけど、 さらに最後の吉田さんがまた不穏な感じに?

激マン!マジンガーZ編 第5巻

永井豪&ダイナミックプロ 日本文芸社 この前、元の漫画も読んでいたので 「少年ジャンプ」から「テレビマガジン」への移籍裏話は 興味深かった。そろそろマジンガーZ編は終わりか? 激こと豪ちゃん先生の気持ちの切り替えのよさは毎度感心。

吉原手引草

松井今朝子/著 幻冬舎 直木賞受賞作品。 失踪した花魁、葛城の謎を追う聞き手が 関係していた人々に話を聞く形式で謎を解く時代小説もの。 聞き手なる人物が吉原初心者という設定なので 話を聞くついでに吉原とはどういうところなのかも 自然に説明されてい…

桐生先生は恋愛がわからない。 第3巻

小野ハルカ 小学館 京都取材旅行編がメイン。 アサシン、軍師とも徐々に距離が縮まって どちらとカップルになるかはまだわからない。

開幕ベルは華やかに

有吉佐和子/著 新潮社 有吉佐和子流のサスペンスもの。 事件そのものよりも大女優の怖さの方がすごかった。 特に最後の最後のセリフが。

グリンゴ 全2巻

手塚治虫 小学館 絶筆作品その1。 勝ち組村での相撲大会の朝で終わったが 結末はどうなったのだろうか。 主人公が田舎の草相撲チャンピオンという経歴が ピンチを救う場面がたびたび出ているのが面白い。

みつめさんは今日も完食 第1巻

山崎童々 小学館 ぼんやり読むのにはいいタイプの 実在店紹介グルメ漫画。 登場人物や食べ物擬人化のテンションは高いが。

俺物語!! 第13巻

河原和音/作 アルコ/画 集英社 完結。 表紙がゴマってすごいけどぞわぞわした。 あまり引き伸ばしをせず、綺麗に完結してよかった。

北斗の拳 イチゴ味 第6巻

河田雄志/作 行徒妹/画 徳間書店 さすがにマンネリ化してきたなあ。

ベーコン

井上荒野/著 集英社 食べ物のタイトルがついた短編集。 ほのぼの系と思いきや ほとんどが不倫かモラルに反した状態の話ばかりだった。

借金取りの王子

垣根涼介/著 新潮社 シリーズ二作目。 前作よりもこなれてきてかつ良い方向に まとまってきているので続けて読んでみようかと思わせた。

居酒屋ぼったくり

秋川滝美/著 アルファポリス 「なろう」発の小説でルビが多いので警戒したが、 中身は大人向けの人情話で読みやすかった。 疲れているときにちょうどいい感じ。 主人公の女主人がいい子すぎなのは 続きで足を引っ張らないかは心配だが。

千と万 第3巻

関谷あさみ 双葉社 完結巻。 全部で一年間の話だったのだと理解。 読み直すと、のちの話に関連するエピソードが 混じっているがわかる。

無戸籍の日本人

井戸まさえ/著 集英社 明治時代からの法律が DNA鑑定等の発達している現在まで残っているため やむをえず無戸籍になる子どもが発生する現実。 子ども自身は悪くないのに。 社会問題で考えさせられる。