二流小説家

二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

デイヴィッド・ゴードン/著 青木千鶴/訳 早川書房

二流小説ばかり執筆している冴えない男性が、

凶悪な死刑囚から回想録執筆を依頼されることを

きっかけにグロテスクな殺人事件に巻き込まれる。

展開がかなりスピーディで事件の真相など結構驚かされる。

また、シリアスな風に話を持っていくことが可能なのだが

ユーモアある感性の主人公を語り手としているので

重苦しさが少なく読めた。